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【シュハリの社内ワークショップレポート:ステレオタイプ】

こんにちは、シュハリの河合です。「レモンを1個用意しておいてください」という謎な依頼から始まったBridge Project内山さんのワークショップですが、あまりにもハッとさせられることがあり、思わず人に話したくなってしまうようなものでした!

① レモンと聞いて思い浮かぶこと

「レモンを用意するって…何のワークショップなんだろう??」と思いつつ、レモン1個を握りしめて臨むと、「レモンと聞いて、思い浮かぶことを教えてください」と。ポップコーンスタイルでどんどん発言してね~!という講師の明るい言葉に誘われて出た「レモンの印象」が、画像右側の黄色の部分です。

・きいろい/すっぱい/さわやか…など

② 実際に自分のレモンを観察して見えてきたこと

次に、手元にある自分のレモンをじっくり観察して、その特徴をチームメンバーに伝えてみる、という時間。「黄色い、すっぱい」くらいしか印象がなかったレモンですが、じっくり観察してみると…

・あれ?意外と真っ黄色ではなく、少しシミがあるかも
・意外と匂いが強くない
・結構ずっしりと重いんだな…

など、より具体的な言葉が浮かび上がりました。(左側のピンクの部分が、じっくり観察することで出てきたレモンの特徴)

ポイントは、「想像していたイメージと違っていた」ということ。

たしかに、普段じっくりとレモンを観察する機会がなく、「レモン」と聞いたら、瞬時に「黄色い、すっぱい」などの印象だけで頭がいっぱいになってしまいます。「まさにこれが、“ステレオタイプ”です」と言われ、ドキッとしました。

③ 実際にこういった経験、ありませんか?

たしかに、レモンのような例、私もあります。「猫はツンデレでしょ、犬の方が懐いてくれるからかわいい!」とか、夜道で真っ黒な服を着て歩いている男性を見ると、「危ない人なんじゃないか…」とか、良く知りもしないくせに、勝手なイメージを抱いてしまうこと、正直言うと結構あるように思います。

④ 思い込みで行動すると、どんなリスクがあると思いますか?

こういった思い込みや偏見を持って行動すると、
・認識のずれ
・すれ違い
・そして、差別に繋がってしまう可能性も

この後も、いくつものワークショップを通して、自分が持っているステレオタイプに気づかされました。このワークショップがとてもいいな、と思ったのは、「あなたは自分でも気づかないようは偏見を持っているはずです!」といった押しつけがましい雰囲気が一切なく、参加者全員が自然と(むしろ心地よい空気感の中で)自分自身が無意識で持っているステレオタイプに素直に向き合うことができたこと。

レモンというリアルなモノで五感を刺激しながら、柔らかく、しかし確実に自分の奥深くに向き合う感覚。
人に何かを伝えたい時(とても大切なことだけど、直球で伝えたら、もしかしたら相手の心のシャッターがガラガラと降りてしまいそうな時)、今回のワークショップの要素が使えそうな、何か大きなヒントを得たような、これまでとは違う景色を見たような、不思議な気持ちになりました。

ちなみに、参加者の中で、やたらと小さいレモンを持っている人がいて、ずっと気になっていたのですが、なんと、、レモンではなくショウガでした…(レモンを用意するのを忘れたとのこと…)レモンでも、ショウガでも、是非身近なもので試してみていただけたらと思います。

シュハリでは他人様の学びのお手伝いをするからには、まずは「自らが学ぶ」!を日々実践しております。今後も私たち自身の学びのレポートを投稿させていただこうと思いますので、ご覧いただけたら嬉しいです!