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【ボードゲーム】インストの流儀(前編)

Twitterのプロフィールに書くほどボードゲームを大きな趣味としています。
いままで100以上のゲームをプレイしてきました。

私がボードゲームが面白いと思っているところは、主に以下の3つです。
①世界観にオリジナリティがあり、引き込まれる
②ルールが煩雑ではなく初めての人も取り組みやすい(ものが多い)
③ゲームごとに異なる、勝ち筋やパターンを探求できる

今回は、そんなボードゲームの楽しみを、”損なわない”ためのインストール(通称インスト)の話です。
ボードゲームのインストとは、主にゲームをプレイしたことがある人が、はじめてプレイする人に対してボードゲームの全貌を説明することです。

インストは、ボードゲームカフェであれば店員さんが、友人の集まりであれば、そのゲームの所有者が行うことが多いです。

横文字アレルギーの人はこの時点で「そんなん『ルール説明』って言えよ!」とクレームを入れてきそうなものですが、ルール説明とインストールは明確に違います。
そして、インストのやり方・上手さが、ボードゲームの楽しさを半減させたり、最大限に引き出したりすると思っています。

では、どんなインストをすればいいのか、どんなインストはイケていないのか。考えをまとめようと思います。

インストはルール説明だけではダメ

インストのときにルール説明に終始してしまうと、ボードゲームは単なる競技に変わってしまいます。ゲーム性を楽しむストイックなボードゲーマーにとっては充分なのかもしれませんが、ボードゲームを楽しむという目的においては、それではダメだと思います。あえてダメと、強く否定しておきます。

インストですべきことは何か

では、インストでするべきことは何か。その答えは、先に書いた通り”ボードゲームの全貌を説明すること”です。
インストのゴールは、ボードゲームの世界観を共有し、参加者をボードゲームの世界の一員に引き込むことです。ボードゲームのルールは、ボードゲームの世界の規則にすぎず、ボードゲームの核ではないと思っています。
だから、ボードゲームをインストするときは、必ず”世界観の共有”をしたほうがいいと思います。

最悪、説明書を朗読するだけでいい

全てのボードゲームには、説明書がついていて、その冒頭にはボードゲームのプロローグが書かれています。この文章は、作者からプレイヤーに対するメッセージであり、そのゲームの世界の核となる部分でもあります。
始めてプレイするときや、初めてプレイする人にインストをするときは、かならずこの部分に触れ、ボードゲームの世界に迎え入れてあげましょう。

このプロローグの朗読はプレイ中にも利いてくることが大いにあって、プレイヤーが役に入り込んだり、プレイの根拠となることにつながったりします。

インストに慣れるまでは、上手に世界観を共有することが難しいように思えます。そこで、一番手っ取り早く初見の人と世界観を今日するための方法が、説明書の朗読です。作者の見せ所であるプロローグをしっかり読むことで、作者の狙い通りに、すんなりとゲームの世界に入ることができると思います。

前編はここまで

長くなってしまったので、前編はここまでとします。
後編では、理想のインストの進め方について、書こうと思います。
年末年始でボードゲームをプレイする機会も多くなってくると思います。
ボードゲーム勢は、淵にいる人をボドゲ沼に引きずり込むチャンスです。
新たなファンをきっちり獲得するためにも、インストはスマートにできるといいですね。



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しゅぎもん
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