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2024年がはじまったようです
🎍あけましておめでとうございます🌵
2024年の抱負的なやつ
ひとまず創作限定で。
活動面・質の面・進捗の面というみっつに分けて抱負を書いてみます。
創作活動面での抱負
2023年はなんというか、生煮えというか、くすぶっていたというか……仕事が忙しかったことが原因とはいえ、創作に向けて自分をうまくチューンできてないな、という感覚がありました。
なのでワークライフバランスとはちょっと違うんだけど、2024年はしっかりと創作に集中できる時間を確保する……ということを軸にして生活を組み立てていきたいです。
あとなんと言っても、ずっと仕掛かり中になっている長編(アラガイザル)を今年こそは完成させたい! できれば夏ぐらいまでには……! そしてどこかの新人賞に放りこんでみたい! (あ、もちろんそれでいきなりうまくいくとかそういう甘い了見は抱いてないです。しかし、なにごとも経験なのである!)
作品の質についての抱負
長編を書くうえで試行錯誤したり、逆噴射2023で二次選考どまりになったり……などなどの経験を通じて、小説を書くうえでの課題がだいぶ明確になった感があります。
たとえば文章は単なる文の連なりではなく、一連のグルーヴとしてつくっていかなければならない……これは文章表現についての課題。そして物語構成面に注目するなら、物語の展開は一本調子にしてはいけないということ、もっと展開に緩急をつけるべきということ。あとは読者のインタレストをいかにつくるのか、をもっと徹底して考える必要があるということ。最後に、逆噴射の選評にあった「エモーション」にも通じる話だけど、読者の心に染みいらせる……あるいは余韻を残す……それってそもそもどういうことなのかを掘りさげて考えるということ。
この辺をしっかりとやっていきたい✊
創作の進捗についての抱負
どうも自分の文章を読みかえしていると無限に手直ししたくなってくるクセがあり、それが長編の進捗の妨げになっている……。ということで、ある程度書ききるまでは過度な推敲はしない! これを徹底していきたい。まずは進める……書ききるのだ……。
以上、創作についての抱負的なやつでした!
2024年のしゅげんじゃさんを占う
毎年やってるやつ。新年の恒例行事で、しゅげんじゃさんの特技のひとつである易で新年を占うってやつです。なおこれは毎回書くけど、マジには受けとめないでくださいね。当たるも八卦、当たらぬも八卦なので!
簡単な易の解説
念のため易の仕組みについて軽く解説しておきます。易は陰陽2パターンが基本になっていて、それを爻と呼びます。つまり爻は陰か陽かのどちらかになるわけで、0と1で表現されるコンピューターの演算にも似ています。
そして3つの爻で構成される8通りのパターンが「八卦」。八卦はそれぞれ乾、兌、離、震、巽、坎、艮、坤に分類されますが、これをわかりやすいイメージに変換すると天、沢、火、雷、風、水、山、地になります。
さらにこの八卦を組みあわせると8×8、64パターンの六十四卦ができあがります。六十四卦にはイメージしやすい名前がついていて、たとえば天と火の組みあわせだと天火同人、風と雷の組みあわせだと風雷益……みたいになっています。八卦は3つの爻からできているので、六十四卦は6つの爻で構成されることになります。
ところがこれで終わりではなく、爻位というものがあります。
六十四卦の卦は6つの爻で構成されているわけですが、それぞれ下から順に初爻、二爻、三爻、四爻、五爻、上爻となっていて、結果、64×6で384パターンになります。
で、僕がやっているのは主に六十四卦とその爻位から占うというやり方だとご理解ください。
今年のしゅげんじゃさんの運勢は?
地水師 四爻
師、左次す。咎なし。
地水師は地の下に水がある……つまり大地の下に流れる水を現しています。が、「師」とは「いくさ」、つまり「軍隊」のことで、この地水師は軍を率いている状況や、のっぴきならない外憂などを象徴しています。組織や争いごとを統率するには大地の下を流れる水のように滔々と導いていかなければならない……あるいは大地の下に満ちる水のように、包摂できる人物でなければならない。そしてこの四爻は「師、左次す」、危機に対して軍隊を撤退させるから「咎なし」……問題はない、という意味です。危機にあることを悟り、勇み足にならず、争わずにすばやく撤退する、そのことによって迫り来る危機を回避できるというわけです。なんかすごく剣呑だけど、仕事関連だとけっこう心当たりあるような……。ひとまず気をつけていれば大丈夫そう……かな……?
今年は小説にどう向きあえばいい?
離為火 上爻
王用いて出でて征す。嘉あり。首を折る。獲るは其の醜に匪ず。咎なし。
離為火は火と火の組み合わせ、つまり輝く光や昇る太陽、あるいは明智を現しています。「ではいい卦じゃないの?」と思いがちですが、当然、炎上にも転ずるのでそう簡単ではない……。「離」は付き従うという意味があり、火は火種がないと存在できないわけなので、正しいものに付き従うことによってはじめて輝きを得る、ということを意味しています。で、この上爻は「王用いて出て征す」、王が出陣して征伐する、それは離為火なので当然、炎のような苛烈な激しさを伴う。そして「嘉あり」、めでたい結果を出す。それは「首を折る」敵大将の首を獲るということ、でも「獲るは其の醜に匪ず」、その手下には寛大な対処をするので「咎なし」、つまり問題は起きない……ということを言っています。「小説にどう向きあえばいいのか」という問いへの回答なので、果敢に取り組めば大きな結果が出せる、しかし、ターゲットは絞りこまないとダメだよ、といった程度に考えればよさそうです。
アラガイザルを書き終えることができるか?
風山漸 二爻
鴻磐に漸む。飲食衎衎たり。吉。
風山ということで山の上に風が吹いている様を連想しそうですが、この場合の風は樹木を現わしています。で、「漸」は漸進の漸なので、一歩ずつ進むことを意味しています。なので風山漸とは、山の上の樹木が成長するようにゆっくりとものごとが進展していく様を示しています。そして実はこの風山漸、初爻から最後の上爻までが一連の物語風になっていて、一羽の水鳥が川から離れて徐々に高みへと羽ばたいていく過程を描いています。そして、この二爻は「鴻磐に漸む」、水鳥(鴻)は川の中の大きな岩まで進むことができた、「飲食衎衎たり」そこでは水を飲んだり魚を食べたり、飲食を楽しむことができる、なので「吉」、つまりはよい結果が得られる……と言っています。この水鳥は川から離れて大きく飛びたとうとしているわけなんだけど、それまでの苦労が報われて、次のステップへと羽ばたくための中間地点……大きく安定した岩まで進むことができた。そして余裕をもって楽しみながら取り組むことができる……といった感じです。ちゃんと年内に書き終わるかどうかはわかりませんが、少なくとも順調には進むよ、と易経先生は言っているわけです。
アラガイザルはどう評価される?
離為火 二爻
黄離なり。元吉。
は!? マジか。めちゃくちゃいいのが出てしまった……。離為火についてはすでに上の「今年は小説にどう向きあえばいい?」で書いた通りなので説明は割愛します。で、この二爻は「黄離なり」、つまり真昼の太陽(あるいは黄金の太陽)が輝いている、なので「元吉」、大いに吉である……と言っています。まさしく「実力を発揮して結果を出す」という意味なので、これ以上ないのが出てしまいました……! 実は2022年初頭に「小説にどう取り組めばよいか」について占った時もめちゃくちゃよいのが出て、その年は逆噴射で大賞獲れちゃったんですよね。うおー、こういうのは都合よく信じちゃいますよ、僕は……!
と、そんなこんなで2024年もやっていきます! 今年もよろしくお願いします。
【おしまい】
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