母ちゃんの日々
わたしはせっかちだから、子供が保育園に行き自分がパートに行くまでに、カッカしながら急いで掃除と晩御飯の支度を済ます。
夕方焦りたくないから。
それでも予定外のことは毎日起こる。
昨日の朝は、スムーズに早起きできたのに、前の日の晩まで元気だったカブトムシが死んでしまっていて悲しむ息子。一緒にしばらく悲しむわたし。しょっぱなから朝のルーティンは崩れた。
夕方だって、録画していたバズ・ライトイヤーを観せている間に数分で夜ご飯の支度をしようと思ったら、母ちゃんも隣に座って一緒に見てほしい、と。それじゃあ意味がないんじゃ…と思いながらも、なだめる、言い聞かす、無視してご飯の支度をする。いずれを選択しても、予定外に時計の針は進んでゆく。
夜は早く寝て欲しい!
よし、今日はいつもより早く寝室に来れたぞ!
本を読んでお話して、さぁ寝よう、おやすみ〜。
…おやおや、息子、今日は早く眠りにつけたみたいだよかったよかった。
と思っていたのだが、寝たと思った息子は片方の手の親指を人差し指は力強くなにかをつまみ込んでいる。
「だめぇぇ!これはさっきおっきいハナクソ取れたやつなのぉぉ!朝まで持ってるから触らないでぇぇ〜〜〜」
この時すでにいつも眠りにつくであろう時間を過ぎている。いま覚醒かぁ…。そして僕は途方に暮れる。
「静かにしなさい!二階の人も寝てる時間なんだから!」と騒ぐ息子に言う私の声も、まぁまぁ2階の人はうるせぇなって思ってるよね絶対。
こうやって文字に起こすと笑えてしまう出来事。何にそんな生き急いでいるんだわたし。自分が落ち着けよ、と自分で思う。
それにしても、いいデカさの目くそとハナクソが取れた時、宝物のように大切にして絶対触らせてもくれない息子なんだけど、この時期いつまで続くのだろうか。