![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/156414754/rectangle_large_type_2_dbc72f554e11d61daaf299c2f7a7f341.png?width=1200)
子育ての必需品〜アメリカ式子育て〜
素敵な親って、どんな人ですか?
アメリカに引っ越してきて、そろそろ6年目に突入するカリフォルニアロールです。アメリカで出産、子育てを経験した私なりの、子育ての必需品を紹介したいと思います。
必需品〜外出編〜
タブレット・スマートフォン
外食時って、子どもは大人しくしていられないですよね。
触ってほしくないものばかり触るし、食べ物はぐちゃぐちゃにかき回す。突然奇声を上げてみたり、親にとって、とてもストレスフル。
そんな時に一発で子どもを黙らせられるのが、タブレット端末やスマホですよね。
でも未だに、スマホを子どもに見せる事を“悪”とする人も多いです。
実際、スクリーンタイムが子どもに与える悪影響についてメディアで取り上げられていたり、育児本にも書かれていたり。そんな事もあって、人前で子どもにスマホを見せる事をためらう親も多いと聞きます。
でもここ、アメリカでは少し違う空気を感じます。
外食中の多くの子どもが、スマホやタブレットを見ています。それも、みんな本当にお行儀よく椅子に座っているんです!!
日本もそうですが、アメリカでも公共の場で騒ぐのはマナー違反です。
それは子どもであっても同じ。
たった数時間の外食時くらいスマホを見せたって、何も問題ありません。
ここアメリカでは、周りの人が何をしているかなんて、誰も気にしていないです。
例えずっとスマホを見ていたとしても、周りの大人は「いい子で座っていて偉かったね!」と褒めてくれます。アメリカ人は人を褒めるのが本当に上手で、親の私まで嬉しくなります。
多機能おむつバッグ
私が外出時に絶対持っていくのが、多機能おむつバッグです。
このバッグは、おむつ替え用のマットとバッグが一体化したものです。
バッグの中には沢山ポケットがあって、おむつ6個に大量のビニール袋、タブレット端末も入れています。
便利なのが
①バッグを開くことなくおしりふきを取り出せること。
②車の座席にぶら下げてバッグのポケットを開くと、すぐにタブレットで動画を見せられること。
アメリカでは、沢山のママたちがこのバッグを持っています。ポケットにスマホとリップを入れておけば、このバッグひとつでお出かけできます。
巨大ベビーカー
アメリカのベビーカーは日本のものに比べると、かなり大きいです。私が使っているベビーカーはbaby joggerというブランドのcity mini GT2です。
ミニという名前が付いていますが、日本のベビーカーに比べると一回り大きいです。恐らく、電車の改札を通るのは厳しいです。その代わり、収納も大きいですし、多少の悪路でも安定感抜群です。
もちろんブランドの名前の通り、ベビーカーを押しながらジョギングも可能です。実際、ベビーカージョギングを近所でよく見かけます。
赤ちゃんの外気浴にもなるし、ママは産後ダイエットもできる!一石二鳥ですよね!(私は産後一度もジョギングしていません。ごめんなさい。)
必需品〜自宅編〜
ベビーバス
私は、アメリカではごく一般的なアパートメントに住んでいます。間取りは2LDKですが、バス・トイレがそれぞれ2つあります。
1つの空間の中にお風呂とトイレが共存しているタイプで、洗い場がありません。よくビジネスホテルにあるタイプのバスルームですね。脱衣所も洗い場もないので、便器の横で服を脱ぎ着して、浴槽の中で体を洗います。
そして大問題なのが、シャワーのホースが伸びないこと!!
高さ2メートルに固定されているオーバーヘッドシャワーしかないので、子どもと一緒に入ると、リアル滝行になり、危険です。
そこでアメリカ人がどうやってお風呂に入れているかというと、台所でお風呂に入れているんです。シンクの上にベビーバスを乗せて、台所のシャワーヘッドを使っています。
腰を痛めなくてとても良いのですが、子どもが立てるようになると大変危険です。
そこで、ついに我が家では、オーバーヘッドシャワーに取り付けられるシャワーホースを購入しました。使用してみての感想は、また後日記事にします。
クリブ
アメリカでは、大人が赤ちゃんと添い寝をするのは一般的ではありません。産前に受けたオンラインの両親学級でも、決して添い寝はしないように指導がありました。
第一の理由は、乳幼児突然死症候群(SIDS)を防ぐためですが、ここアメリカでは違う意味合いもあります。
家が広いアメリカでは、子どもが生まれたときから、子供部屋が与えられるのが一般的です。幼い頃から自分の部屋で寝起きすることで、自立心が育つと考えられているようです。
我々も娘が1歳になる頃に、子ども部屋を作りました。両親と別の部屋で寝るようになり、我々はもちろん、娘も朝までぐっすり眠るようになりました。
最初は少し抵抗がありましたが、ベビーモニターで様子を見ているので、安心して別部屋で寝かせる事ができます。
最後に
アメリカに来て最初に受けたカルチャーショックは、子どもたちのお行儀の良さでした。スーパーで駄々をこねている子どもはほとんど見たことがないし、レストランでもみんな静かに座っています。
その理由の一つが、子どもを1人の自立した別の存在として捉えているからだと感じます。
幼い頃から自身の部屋が与えられ、外出先でも一人で動画を見て、大人しく待つことができる。ママはベビーカーを押しながらジョギングをし、子どもとは別の部屋で眠る。
日本の子育て、アメリカの子育て、それぞれに良し悪しがあると思いますが、私は個人的に大きなカルチャーショックを受けました。
子育ての日米の違いについては、他にも感じる事があったので、また掘り下げて記事にしたいと思っています。