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古き良きオンリーイベント。

最近では赤ブーさんがシティ内で開催してくれるオンリーイベント、昔はよく有志の方が会場を借りて主催してくれていました。
関東なら綿商会館や蒲田PiO、関西は数年前閉館した味覚糖UHA館でしょうか。個人的には都産によく出ていました。机が妙にでかくて面白かったな。
パンフレットも主催さんが作っていて、サークルカット以外にもイラストや漫画、アンケート企画など隅々まで眺めて楽しめるものでした。

パンフレットとアンソロを合わせて発見。
同日に買った本の多いこと!

かつてのイベントはパンフが入場券代わりになっていたけれど、最近は普通に料金だけになりましたね。電子化が進み、コミケも分厚いパンフを持って歩くことが無くなりました。
サークルカットだけではどんな御本があるかも分からず、島の端から端、会場の隅から隅まで歩いて回ってお宝を探していたのに、今では前もって何が頒布されるか調べられるし、通販も当たり前になって、目的の本を手に入れたら早くに帰ってしまうようになりました。サークル側もそれに合わせて昼過ぎには撤収を始めてしまう、ちょっとした悪循環。

懐かしのオンリーイベントでは閉会後もじゃんけん大会があったりお茶会があったり、イベントノートを見たり書いたり、最後まで楽しんだものです。コミケだって16時までいて、みんなで拍手して終わったよね。
近年どのイベントでも撤収が早くて寂しいという声は毎回のように聞きます。

とはいえもう歳なので、おばちゃん早く帰って寝たいんだ…。

イベント後は一週間くらい疲れが取れず、ぼんやり過ごす四十路です。
昔は良かったなぁなんて言いながら、今できるかと問われると力なく笑むのみ。
当時主催をしていた友人らも同じく老いたし、規制が厳しくなって会場を借りられなくなったり、企業イベントと競合して人が集まらなかったり、単体のオンリー開催は難しいようです。やっているのを見かけたら応援しましょうね。すごいことだよ。愛しかない。


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主婦同人屋のんこ
自分の出した本の在庫をたくさん試し切りしたよ!