【『パンと牢獄』連載②】チベットならではのエスプリの利いた諺(ことわざ)
『パンと牢獄 チベット政治犯ドゥンドゥップと妻の亡命ノート』の著者、小川真利枝さんが、いつかコロナ禍がおさまり、ドゥンドゥップと娘たちの来日が叶うその日まで(⁉)、自身が体験したチベットにまつわるあれこれを語ります。今回は、チベットの諺について。
『パンと牢獄 チベット政治犯ドゥンドゥップと妻の亡命ノート』詳細
「あなたの大切なものは何ですか?」
2007年、大学4年生の最後の春休み、わたしはチベットへひとり旅をしました。はじめてのチベット。中学生の頃から憧れていた地に