【『パンと牢獄』連載④】小さな灯明に祈りを込めるチベットの“バター灯明祭”
『パンと牢獄 チベット政治犯ドゥンドゥップと妻の亡命ノート』の著者、小川真利枝さんが、ご自身が体験したチベットにまつわるあれこれを語る連載第4回め。今回は、“バター灯明祭”とも呼ばれるチベットの伝統行事についてです。
※『パンと牢獄 チベット政治犯ドゥンドゥップと妻の亡命ノート』詳細
クリスマスシーズンで、町が華やかにライトアップされるこの季節、チベットにも同じように寺院がバターランプで輝く伝統祭事があります。それが、チベット仏教の改革者ともいわれるゲルク派の宗祖ジェ・