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【パブリッシャー事典】英語・中国語・韓国語まで対応! アジア市場ならお任せを/JUSTDAN INTERNATIONAL

クリエイターの皆さまに、参加パブリッシャーについて知っていただくことで、マッチングの一助となるべく始動したインタビュー企画「パブリッシャー事典」。各パブリッシャーの特色や得意なこと、目指す姿などをお伺いしていきます。

今回は、台湾に本社を置くパブリッシャー、JUSTDAN INTERNATIONALの西さんにお話を伺いました!



「JUSTDAN INTERNATIONAL」ってどんな会社?

ーー本日はよろしくお願いします! まずは会社の概要を教えてください。

2005年に設立した、台湾に拠点を置くパブリッシャーです。
元々は台湾でゲームの流通をしていたんですが、そこから徐々に拡大していって、現在はゲームのパブリッシング事業もやっています。

台湾だけではなく、日本をはじめとしたアジア、さらには世界に向けてパブリッシングをしています。

ーー東京や名古屋にも支社がありますが、こちらでもパブリッシング事業をされているんでしょうか?

パブリッシング事業自体は台湾で行っています。
東京や名古屋の支社は、主に流通のための拠点ですね。
ゲームを売っていく上で日本の市場は大きいので、流通のための拠点を置いています。

ーー西さんがいらっしゃる台湾本社には、何人くらいいらっしゃるんでしょうか?

大体40人くらいですね。
パブリッシングだけでなく開発もやっておりまして、イチからゲームを作っていることもあり、開発に携わるメンバーも増えてきています。
流通の部門ではお店ごとに営業メンバーがおりまして、さらにローカライズのメンバーもいます。

開発業務としては、スパイク・チュンソフトさんの『喧嘩番長 乙女』シリーズのアジア版を担当しています。

これまでのパブリッシュタイトルは?

ーーでは、これまでパブリッシュしたタイトルを教えてください。

Little Witch Nobeta(リトルウィッチノベタ)のコンソール版やPCパッケージ版を担当しております。

あとは『Dusk Diver』という台湾の街並みを再現したアクションゲームがあるんですが、こちらは『Dusk Diver』と『Dusk Diver2』、いずれも弊社でパブリッシュしております。

そして、ちょうど4/3になりますが、弊社パブリッシュタイトル『速攻退職』がSteamにて発売になりました!

本タイトルの開発は台湾の方なのですが、ネーミングや設定は日本の方にもグッとくるかと思います。
ぜひ遊んでみてください。

また、日本ですでにパブリッシュされたタイトルを、弊社でアジア向けにローカライズしてパブリッシュするということもやっています。
例えば乙女ゲームとかですね。オトメイトさんの作品は多く担当しています。

会社として得意なこと、サポートできること

ーー続いて、会社として得意なこと、サポートできることを教えてください。

日本でのパブリッシュはもちろんのこと、本社が台湾にありますので、アジア市場には非常に強いですね。
香港にも支社がありますので、自社だけでいろんな場所に流通できます。
あとは東南アジアですね。まだ伸びきっている市場ではないですが、人口がどんどん増えてきているので、これからアツい市場です。

当然アジア以外の国も流通の対象に入っておりますので、全世界に向けてグローバルに打ち出すことにおいては、うちは非常に強いんじゃないかなと思います。

台湾の会社ではあるんですけれども、私も日本人なので、日本の方であれば日本語で対応できますし、中国語、英語、韓国語もできます。
どこの国の方でも気軽に声をかけていただければと思いますね。

ーーありがとうございます。中国語、韓国語までカバーされているのは強いですね!
現地に支社があることの利点も大きそうですね。

そうですね。
マーケティングの面でも、打つべき施策やインフルエンサーへの依頼など、現地に合った最適なものを考案できます。

あとは現地のイベント参加ですね。すでにあるイベントへ参加することも多いですし、こちらで主催するのも結構得意なので、その辺りも強みですね。イベントに関しては、日本の会社さんが出たいという時に、お手伝いすることもあります。ブース出展のお手伝いをしたり、弊社のブース内で出すこともあります。

逆に、海外の方を日本のイベントに連れてくることもあります。
結構海外のイベントって出展も参加もハードルが高いので、その辺りを少しでもお手伝いができればと思っています。

今後パブリッシュしていきたいタイトルは?

ーー今後パブリッシュしていきたいタイトルはどんなタイトルでしょうか?

今は台湾のタイトルが多く、日本での知名度はまだ低いんですけど、これから少しずつ知名度を上げていきながら、日本やアジアのゲームを世界に届けていきたいと考えております。

ゲームの規模に関しては、大きいものから小さいものまで、制限せずになんでもやっていきたいと考えています。
私も含めスタッフみんなが面白いと思ったものをサポートしていければと思います。

ーーありがとうございます! サポートしたいなと思うタイトルは、皆さんで持ち寄って決めているんですか?

そうですね。
営業メンバーがイベントなどで見つけて「いいな」と思ったものや、お話をいただいたものを集めて、会議室を貸し切ってみんなで遊んでみる会というのを定期的に開催しており、その中で議論しています。

ーーいいですね! タイトルを探される上で、目がいくタイトルの特徴などありますか?

インディーで作られているものは、アイデアもすごい良いものが多いですし、目を引きますね。
少人数で作っているのに作り込まれているものは、やっぱりすごいなと思います。
あとは1個でも光るアイデアがあると、すごく惹かれますね。

ピッチデッキに盛り込んで欲しい情報は?

ーーそういったタイトルを見つける上で、ピッチデッキに盛り込んで欲しい情報はありますでしょうか?

やっぱりプレイしてみないと難しいというか、何か体験できるものがあると嬉しいなと思いますね。
Game Pitch Base上に直接上げるのは難しいかもしれませんが、ページ内や資料内に体験版へのリンクがあるだけでもかなり違うかなと思います。

ーーなるほど、ありがとうございます。
ちなみにチームの規模や過去の開発経験などは気にされますか?

どちらかと言えば今作っているものを見ていて、それが既にある程度形になっていると良いですね。全部完成していなくてもいいんですけれど、ある程度遊べるくらいのものが欲しいです。

Game Pitch Base 参加クリエイターに向けて

ーー最後に、Game Pitch Baseに参加しているクリエイターに向けて一言お願いします!

連絡はいつでも開いておりますので、なんでもご連絡ください!
たとえば、「アジアの市場ってどんな感じですか?」とか「こういうゲーム、売れそうですか?」とかでも大丈夫です。
法人の方から個人の方まで、お気軽にご連絡いただければと思います。

ーーありがとうございました!


日本語・英語・中国語・韓国語を扱うことができ、アジアやグローバルに向けた市場に強みを持つJUSTDAN INTERNATIONAL。
各地に流通のための支社を構えたことで、それぞれの地域に合わせたマーケティングやローカライズができる点も強みとのことです。
「お気軽にご連絡ください!」とのことなので、アジアや全世界に向けて展開していきたい方は、連絡してみてはいかがでしょうか。

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