教育の意味
多くの学生は学校(小・中・大学)に通う意味を理解していないだろう。
「国語や算数は何の意味があって、将来役に立つの?」
学生生活の大半を注ぐ「勉強」に興味がある人は少ないだろう。
しかし大人たちから、よく耳にするのが
「しっかり勉強しておけばよかった」という勉強に対しての後悔だった。
なぜ後悔するのか?
なぜ私たちは教育をうけるのか。
ようやく私も教育を受ける意味を理解してきた。
ビジネスの世界でも政治でも家庭でも、「何をすべきか」「それはなぜか」ということを議論する。その問題は、「思考法」によって解決される。
複雑な問題を、あらゆる角度から理解するためにはタイプの違う思考法をいくつも使い分けるしかない。教育とは、無用の知識を丸ごと覚えさせるものではない。さまざまな思考法や問題解決策を蓄え、人生に適用できるよう手ほどきするものだ。
数学の方程式は何のために役立つのだろう?
何で小難しいことをするのだろう?
USJを復活させたマーケティング界の著名人森岡氏は数学について下記のように述べている。
「問題にたどりつくために論理的に考える練習」
数学テストの点数が高かろうが、低かろうが、頭を鍛えていることが大切。
国語の授業では何度も感想文を書いた。
有名なブランディングプロデューサー柴田陽子氏は
「勝者の思考回路は感想を持つことから始まる」と述べている。
良い感想は、自分の思いを伝え、考えを共有することに役立つし、相手の本質を捉える力になる。
どうして私たちは勉強するのか?
教育の本質を伝えられる大人は少ない。
この本質を伝えられる人が現場や近くにいると、日本の教育レベルも上がる気がした。