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怪物の木こり(ネタバレ)


公開 2023年 日本

監督 三池崇史

出演 亀梨和也
   吉岡里帆
   菜々緒
   渋谷清彦
   染谷将太
   中村獅童

2018年のこのミステリーがすごい!で大賞をとった倉井眉介の同名小説の実写映画。サイコパスvs連続殺人鬼というアオリ文が非常にそそるサイコスリラー。監督はおなじみ三池さん。

えー今回は、本映画が好きな方はブラウザバック推奨となっております。ごめんなさい!以下ネタバレ!!!
あとシャッターアイランドのネタバレも含みます!!








忙しい人のためのあらすじ(ネタバレ)

弁護士・二宮彰(亀梨和也)は幼少期にマジキチ夫婦に変なチップを脳に埋め込まれたおかげでシリアルキラーになった。医者のサイコパス仲間(染谷将太)ともに殺人を楽しんでいたが、ある日別の猟奇殺人犯に襲われる。こうして殺人鬼同士の熾烈なバトルが始まる…?
と思いきや、襲われたショックで二宮のチップは壊れていた。猟奇殺人犯は中村獅童で、彰と同じマジキチ夫婦に捕まっていた子供の一人であった。最後は婚約者の吉岡里帆が父親の仇で二宮を刺し、二宮は吉岡里帆の首を絞めたあと「これで正当防衛になる。早く逃げろ(キリッ)」つって、いい奴に戻ってましたエンド。


忙しい人のための感想

・想像と違う話だった
・普通にお前が犯人なんか〜い
・菜々緒さんは良かった


概要&感想


流し見だったのでうろ覚えで書きます。

幼少期にマジキチ夫婦に脳にチップを埋め込まれたおかげで感情を失ったシリアルキラー・二宮(亀梨和也)は弁護士業のかたわら、友人の医者・杉谷(染谷将太)とともに殺人や人体実験に興じるサイコパスライフを謳歌していた。
婚約者(吉岡里帆)の父親も殺したりして非道の限りを尽くしていたが、ある日駐車場でナマハゲみたいな奴に襲われる。
幸い頭に怪我をするくらいで済んだが、そいつは斧で頭をカチ割り脳を奪い去る猟奇殺人鬼・脳泥棒であった。
脳泥棒は脳チップが埋め込まれた人間を標的としているので、脳泥棒vsサイコパス亀梨の激アツ殺人鬼バトルの火蓋が切って落とされたかに見えた。

しかし、実は襲われた時の衝撃でチップが壊れていた二宮は実は徐々にサイコパスみを失っていき、大した残虐性を視聴者に見せることもなく話は進んでいく。髪ボサボサ眼鏡のプロファイラー菜々緒や、叩き上げの刑事と書いてデカの渋谷清彦コンビ率いる捜査チームが机上では真実に辿り着くものの、全部時すでに遅し。結局何もしていない人たちになる。

「もう一緒に殺しできないの〜?」という杉谷の心配をよそに吉岡里帆を人質に取られた彰は、かつてのマジキチ夫婦の洋館へ乗り込む。
中盤で登場したいかにも犯人っぽい脳チップを持つ無法者・剣持(中村獅童)が普通に脳泥棒の正体として登場。普通にお前が犯人なんかい。
彼は彰とともに誘拐された数多くの子どもたちの一人で、夫婦から彰を守ろうと抵抗した勇敢な子供タケシ君であった。チップを埋め込まれ保険金殺人に手を染めたタケシ君だったが、何かの拍子にチップが壊れ、罪悪感に苛まれるようになり贖罪としてサイコパスたちをブッ殺して回っていたのだ。

剣持は彰の脳チップが壊れたことを知らないので、彰は吉岡里帆を逆に人質に取り返したふりをすることで彼女の安全を確保し、油断した剣持も撃破。
彰が自身のチップも壊れていたことを明かすと、剣持は館に火を放ち自害。

真人間として吉岡里帆と普通に結婚しよっかなあと調子こいていた彰だったが、吉岡里帆は彼が父親殺しの犯人と知りナイフでグサー。
彰はとっさに彼女の首を絞め索痕をつけたあと、「逃げろ、これで正当防衛になる(^_−)−☆」と言って倒れる。
意識が薄れていく中、彼はこう呟いた…



ちゃんちゃんみたいな。話です。

うーん。やっぱねー。「殺人鬼 vs サイコパス」みたいな煽り文で期待すると良くないのかな。これが海外だったらもっと派手に血まみれ祭りみたいな話になるんでしょうけど。こと邦画において、こと小説の実写化においてそんなんは期待しちゃ駄目だったかもしれない。

原作小説は恥ずかしながら未読なんですけど、このミス獲ってるしまあ間違いはないでしょう。でも実写は…って感じです😢

サイコパス(怪物)と人間の狭間で揺れ動く主人公の葛藤という点では、シャッターアイランドに通ずるものがありましたね。

どっちがマシかな
モンスターとして生きるか
善人として死ぬか

菜々緒さんは、なんか年々演技がうまくなってる気がしてよかったです。
マル。


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