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"ながら習慣"で叶えた口元若返り:60代からの実践
「いつも笑顔が素敵ですね」
この言葉をいただいたのは、口元のエクササイズを始めて半年が経った頃でした。実は、これは特別な時間を作って行ったトレーニングではありません。日常生活の何気ない動作に、少しだけ工夫を加えただけなのです。
きっかけは、スマートフォンで撮った自分の写真でした。パソコン作業が多い私の口元は、常に下向きがちで、自然と年齢以上に老けて見えていました。そこで、日常の動作に組み込める口元エクササイズを探し始めたのです。
■ 1ヶ月目:パソコン作業中の習慣
モニターを見ながら、そっと口角を上げる
1時間に1回、大きく口を開け閉めする
合間に深いため息をつく代わりに、ゆっくりと息を吐く
この時点での変化:
口角が自然と上がりやすくなった
顔全体の硬さが少し和らいだ
周囲からの反応はまだなし
■ 3ヶ月目:家事をしながらの習慣
掃除機をかけながら「イー・ウー」と声を出す
食器を拭きながら頬をふくらませる
洗濯物を干しながら「あー、おー」と発声
この頃の変化:
表情筋の動きが滑らかに
笑顔が自然になってきた
妻から「表情が柔らかくなった」と指摘
■ 6ヶ月目:趣味の時間での習慣
DIY作業中に意識的に微笑む
車の運転中にハミングしながら口を動かす
読書時に感情を表情に出してみる
半年後の結果:
写真写りが明らかに改善
自然な笑顔が増えた
周囲から「若々しくなった」との声
特に効果的だったのは、パソコン作業中の「そっと口角を上げる」習慣です。最初は意識的に行っていましたが、今では自然と口角が上がるようになりました。これは、請負の仕事中でも無理なく続けられる方法でした。
驚いたのは、口元の変化が心の変化をもたらしたことです。表情が柔らかくなることで、実際に心もリラックスしていきました。仕事での打ち合わせも、より円滑になっていったのです。
失敗もありました。最初は意気込んで大げさな表情トレーニングを試みましたが、すぐに疲れてしまい続きませんでした。結局、日常動作にさりげなく組み込む方法が、最も効果的だったのです。
年齢とともに、表情筋は確実に衰えていきます。しかし、それは諦めるべきことではありません。むしろ、毎日の小さな習慣の積み重ねで、着実に改善できるのです。
今では、孫と遊ぶ時も自然な笑顔で接することができます。「おじいちゃんの笑顔、大好き!」という言葉が、何よりの励みになっています。
あなたも今日から、日常のちょっとした瞬間に、口元のエクササイズを取り入れてみませんか?きっと、想像以上の変化が待っているはずです。