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臨床で仕事を教えるって1。

もう数年前から、自分達が新卒の頃の臨床の話をすると「パワハラだ」と言われるのだそうです(確かにブラック病院に長くいて、ブラックな仕事っぷりをしてた事実も自覚もあるので偉そうなことは言えませんが、その分普通では経験できない症例数を持っています)。

過去の慣例や職場の風土みたいなものを話すのもNGだそうで(その職業が持つ歴史や社会からの扱われ方の変遷も、場合によっては伝えた方がいいと思うのだけど)、やんわりとその手の話はしないように言われたこともある。その副作用として臨床経験の経験値を文脈を通して伝えることが難しくなったと思うのです。

以前、そんな昔話を師長から聞いた新人が部長室に乗り込んでパワハラだと強く主張したそうです。「私はおむつ交換はしません」と言い放つ直属の師長(これもどうかと思うけど)からは目をつけられたようだけど(私から見れば、どっちもどっち)、そんな時は関わらないことにしている。

その行動(抗議?)が「いい」とか「悪い」とかの判断は自分にとってはどうでもいいんだけど、ある意味勇気のある行動と評価していいと思う。若い時は「こんなこと許せない」と思うことも多々あるのだし、言わないと気が済まないという心情も理解できる。だた、看護師の集団の中で仕事をしているという特性を考慮しなければという条件付きで。同じことを表現するのにも、表現方法を工夫することで目的を達成することも知っておいて欲しいと思うんですよね。

ちなみに、ここ数年私は新人さんには表面的にはずいぶん優しいと思いますよ(ただ、当たり障りのないだけ?)。

数秘術からのメッセージを受け取り、自分との対話で豊かな人生を送れますように。