好みじゃない本を読んでしまった後は好きな本を読むしかないよね。
最近のお気に入り、『後宮の烏』の3巻目を読み終わった。
いつもなら紙のノートに感想を書いて、あとからnoteにまとめるけど、紙もペンもない。やっちまった。
もともと今日は映画を見にいくつもりだった…。ずっと見れずにいたスパイダーマン…。出掛ける直前にメルカリの発送をしなきゃいけないのを思い出して急いで梱包してたらビミョーに家を出遅れて電車を逃した。
しゃーねぇ明日も暇だから映画は明日にしようと思って行き先を変えて本を読んで、読み終わって、やっと気付いた。
いつものノート忘れた。ここ数ヶ月ぐらい出掛けるときは欠かさず持ち歩いていた"なんでも書いていいノート"。と、芯の折れにくいシャーペン。
まあないもんは仕方ねぇ。今日はきっとそういう日なんだ。
後宮の烏3。
2と3の間に他の作家さんの小説を3冊続けて読んだ。3冊読んどいてアレだけど、あんまり好みじゃなかった。
後宮の烏に戻ってきて、あーこれこれ、染みるわぁ。今のわたしの好みにぴったりだわぁ。って感じた。
うーん、さっきの好みじゃない作家さんの文章は砂利道を強そうな車でガタガタ走っていくよう。後宮の烏の文章は、水の上をツイーっと進む小舟のよう。
舞台が舞台だから、日常ではなかなか見ない古風な言葉や中華風の言葉がわりと出てくるけど、嫌な感じがしない。
わざと難しい言葉を出すと、厨二感があふれがちだけど、すごくさりげなくて違和感がなくて、むしろ良い味を出してる。
さっきの好みじゃない作家さんの場合は、厨二感あふれてた。
いや、ライトノベルだったらね、厨二感モリモリでいいと思うの。
いま"積ん読"されてる本の中に『薬屋のひとりごと』の原作ノベルがある。
こっちも中華風後宮モノだから、『後宮の烏』と被りすぎてて混同するからまだ最初の数ページしか読んでないんだけど…。
『薬屋のひとりごと』はちゃんと…というかめちゃくちゃラノベらしい文章だった。それはそれでOKなのよ。
さっきの好みじゃない作家さんは、ぜんぜんラノベじゃないのよ。大人も読んでいいですよ〜って顔したふつーの小説っぽい見た目なのよ。なのに!ところどころ厨二なのがムカつく!!
設定が厨二なのは構わない。けど、文章が厨二なのは許せんくて!
そうだな。作品のための表現じゃなくて、書き手が自己満のために入れた表現って感じ。読者のためじゃなくて、自分の"語彙力"を見せびらかすためだけの表現。
その作家名や作品名を出すのすら嫌なくらい好みじゃなかったんだけど、イライラ自体はいまだ消化しきれず…。
だれかこのモヤモヤに名前をつけてくれ…って感じ。
『後宮の烏3』の感想を書くはずだったんだけどな…。前に読んでた本のイライラに頭を乗っ取られてしまったな…。
今日はもういいや…。
早く『後宮の烏』の4巻〜6巻を買って読もう…。
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