
若くして父親になったからこその苦悩
Xのフォロワーの皆さんも、ふらっと立ち寄ってくださった方も、
こんにちは、こんばんは、おはようございます。
しょーと申します。
今回は
「若くして父親になったからこその苦悩」
というテーマで、僕自身の経験を綴っていけたらな思います。
まず、この記事を書こうかなと思ったのかをお話していけたらなと思います。
僕がこのnoteを始めるきっかけにもなった、いしかわゆきさんの
この記事を読んだからです。
簡単に言うとアラサーになった今、周りとのライフステージが変わることがなんだか怖いということです。
僕的には「年齢はただの数字」として捉えていて
素晴らしい人生を楽しんでいると思うんですが感じ方は人それぞれですからね。
これを読んで、僕って普通の人からしたら子供産まれたの早いよな…と思い
自分なりの価値観を話せたらなと思った次第です。
またこの記事が同じような境遇の人や
これから子育てをする上で不安を感じている人の心の支えになればなと思い書こうと思います。
僕は22歳で第一子(娘)、23歳で第二子(息子)に恵まれました。
現在もよく言われるんですが20代前半で親になるというのは、
周りからは
「若くていいね」「体力があるから羨ましい」などとよく言われます。
しかし、実際にその立場になってみると、
決して楽なことばかりではありませんでした。
むしろ、若いからこそ感じる苦労や孤独、葛藤が数多くありました。
それは、子どもが生まれてからではなく、妊娠が分かった時からすでに始まっていました。
妻の妊娠と不安な日々
僕の妻は体が弱く、さらにつわりがひどかったため、妊娠が分かってからの日々は本当に大変でした。
体が弱いこともあり近所の病院では対応が難しく、
片道 1時間以上かかる大きな病院 に通う必要がありました。
特に、第一子の妊娠時には、お腹の中の子どもの状態があまり良くなく、
医師からも
「少しでも異変を感じたらすぐに来てください」
と念を押されていました。
そのため、出血があったり、お腹の張りがひどくなったりすると、すぐに病院に行くことになりました。
自分のことなら無視するような体調不良でも、
自分の妻と子どもに関わることなら 決して放置できない 。
それに、妊娠中の妻に運転させるわけにもいかない
そういった状況もあり、仕事が終わってすぐに病院に直行し、深夜に帰宅する ということも珍しくありませんでした。
時には、 深夜に病院へ向かい、そのまま一睡もせずに仕事に行くなんてこともよくありました。
しかし、僕の仕事は夜勤もあり、労働時間も長いということもあり
もともと家を空ける時間が長かった上に、
こうした急な対応が必要になると、リフレッシュの時間が削られていきました。
職場での孤立と葛藤
第一子の妊娠中、 僕はまだ職場で最年少の
所謂「ペーペー」の立場 でした。
本来なら 一番働かなくてはいけない立場 。
それは自分でも重々分かっていました。
しかし、その思いとは裏腹に妻の体調不良や通院のため、仕事を抜けることが増えました。
上司や先輩たちも 最初のうちは理解を示してくれていました 。
しかし、回数が増えてくると、職場の雰囲気が変わっていくのを感じました。
早退や休みたいと伝えた時に陰口やわざとらしいため息が聞こえることもありました。
「あいつ、1番若いのに自分の仕事しかしねえじゃん」
「子どもを理由にすれば何でも通ると思ってそう」
正直、ものすごく辛かったです。
好きで時間休を取っているわけじゃない。
むしろ、普通に働けるなら みんなと一緒にバリバリ働きたい
紛れもない本心でした 。
それでも、妻とお腹の中の子どもの命を天秤にかけると、 帰るという選択肢しかなかったのです。
当時の妻は休職していたため、 僕が稼がなければ生活が成り立たない。
これから子供が生まれて更に大変になるというのにこんな所で挫ける訳にはいかない。
こう自分を奮い立たせ、いや、今思うと、半ばマインドコントロールに近いものがあったのかもしれません。
辞めるという選択肢には辿り着きませんでした。
職場では陰口など何も気づかないふりをして気丈に振る舞い 、
家でも仕事の事で妻に心配をかけないように 平然と振る舞っていた 。
しかし、通勤途中の車の中で泣いてしまうことがありました。
車から出る際に、弱虫の自分はここまで
ここからは強い自分を演じなくちゃと頬を3回叩き車の外に出る。
そんな日が続きました。
時には仕事の日に目が覚めても 体が動かない。
それでも、 無理やり出勤して体調を崩す。
しかし、体調崩しても休んだら何か言われそうという恐怖から無理をして出勤。
そんな日々を繰り返していました。
第二子の誕生と育休への風当たり
そんな日が1年とちょっと過ぎ、
ありがたい事に第二子が生まれるとき、僕は2週間の育休を取得しました。
第一子の時は、上記のような状態もあり生まれて安定してからは
今までの分を取り戻すべく仕事にのめり込み
仕事が忙しくほとんど育児に関われなかったことを後悔していたため、
今度こそしっかり向き合おうと思ったからです。
しかし、 会社の反応はあまり良いものではありませんでした 。
「法律で拒否できないから許可はするけど…」
そんな言葉が聞こえてきました。
もちろん、 迷惑をかけないようにスケジュール調整や引き継ぎは万全にしていました 。
仕事が忙しくない時期に生まれたということもあり、すんなり受け入れられると思っていたのですが現実はそう上手くはいきませんでした。
本来なら1ヶ月取りたかったところを仕事のことを思い2週間にしたのですが
それでもこんなこと言われるのか…と思ったのを今でも覚えています。
この育休を取ったことで 職場での孤立がさらに深まっていきました 。
息子の入院とさらなる試練
息子は無事生まれたものの、
生まれて2週間も経たないうちに血液検査で
「血小板」という血液の固まりを作る細胞が不足しており、出血が止まりにくいことが分かり、
更に免疫不全の疾患を持っていることが分かりました。
その為、生後半年くらいまでは、 ちょっとした風邪でも入院 が必要な状態でした。
そして、 生後2ヶ月でインフルエンザにかかる という事態が発生しました。
医師から 「1週間の入院が必要」 と告げられ、妻が付き添い入院することになりました。
しかし、その時はGWで生憎、保育園も休み 。
僕の仕事はGWなど関係ないので普通に仕事だったので最初は身内を頼ろうとしましたが
タイミングが悪いことに義母は心臓疾患で入院中、僕の祖母
も骨折して療養中 。
1歳の娘を見られるのは僕しかいない 。
上記のような状況に追い込まれ、 僕は会社を5日間休むことにしました。
しかし、休み明けの復帰したときの職場の空気が凍りつくほど冷たかったのを今でも覚えています。
「またアイツ休んでたな、あいつだけGWじゃん」
「育休取ったばかりなのに」
「仕事舐めてんのか?」
そんな視線や態度が痛いほど伝わってきました 。
僕は決して遊んでいたわけじゃない 。
それでも、 何を言っても言い訳になる気がして
何も言わずに仕事に打ち込むしかありませんでした。
僕は、もともと完璧主義に近い傾向があり
「人に迷惑をかけたくない」 という思いが強い性格でした。
だからこそ、 人に迷惑をかけることを分かった上で休むことや
職場で肩身の狭い思いをすることが、何よりも辛かったです。
仕事に穴を開けることは避けたかったので、
夜勤明けでも仮眠をとらずに妻の付き添いをし、そのまま次の勤務へ向かうこともありました。
当然、 体も心もボロボロでした。
目の奥がズキズキと痛み、後頭部に痛みが出てきて
仕事中に フラつくこともありましたが、
それでも
「若いんだから大丈夫だろ?」
「また休むのか?」という空気が、僕の疲労を無視させた のです。
上司や同僚の反応が徐々に冷たくなっていくなかで、
「僕のやっていることは間違っているのか?」 と何度も自問自答しました。
家族を守るために必要な行動なのに、
なぜ罪悪感を抱かなければならないのか?
キャリア形成において今が一番大切なことは分かるけど
家族の存在を蔑ろにしてまでもっと会社に尽くすべきなのか?
それとも、 周りの反応を気にせずに自分の道を突き進むべきなのか?
答えが出ないまま、 「この状況をどうにかしたい」という焦り だけが募っていきました。
友人との温度差
そんな中、 友人たちの言葉が胸に突き刺さること もありました。
僕と同じ年齢の友人たちは、現在もですがまだ独身の人がほとんどでした。
「子どもができたら遊べなくなるの、やっぱキツくない?」
「飲み会とか旅行とか、もう無理なん?」
「結婚って、やっぱ早いと大変そうだな」
友人たちに悪気はなかったはずです。
しかし、 極たまにある息抜き時間にこういうことを言われるのは
自分だけが違う世界にいるような感覚に襲われました。
実際に、子供の面倒を見るからと
友人からの誘いを何度も断るうちに、自然と疎遠になっていき、
遊びに誘われないようになり疎遠になることもありました。
僕自身、子どもが生まれてからは
「家族と過ごす時間」を何よりも優先したい
という気持ちがあったので、友人との関係が変わることは仕方がないと思っていました。
しかし、それでも
「周りと違う人生を選んだことで、置いていかれるような感覚」 に
寂しさを感じることがあったのも事実です。
子どもが生まれてからの現実
妻は長時間の陣痛に耐え、新しい命をこの世に送り出してくれました 。
涙を流しながら妻にありがとうと言い
生まれたばかりの子供を腕に抱いた瞬間、
僕は 「命を預かる責任」 を一気に実感しました。
それまでも 「父親としての自覚を持たなければ」と考えていた つもりでしたが、
実際にわが子を目の前にすると、想像とはまったく違う重みがあった のです。
しかし、 現実は感動だけでは終わりませんでした。
出産後、当然ですが僕自身の生活は一変しました。
育児と仕事の両立の難しさ
子どもが生まれたことで、 妻の負担がさらに増えた ことは明らかでした。
僕も育児を分担しようと必死でしたが、職場での状況は相変わらず厳しく、 思うように時間を作ることができませんでした 。
夜勤明けに寝ずに育児をする
妻が休めるように 僕が夜泣き対応をする
仕事では 「若いんだからもっと頑張れ」と言われる
そんな生活を続けるうちに、
心身ともに限界が近づいていることを感じるようになりました。
それでも、「父親として逃げるわけにはいかない」と 自分を奮い立たせ続けた のです。
妻とのすれ違い
しかし、そんな僕の努力は、妻には伝わっていなかったのかもしれません。
というよりかは、僕に余裕が無さすぎて妻の方を見ようとしていなかったのかもしれません。
妻は昼夜問わず赤ちゃんのお世話に追われ、 一人で家にこもる日々 を過ごしていました。
僕は「仕事があるから」と言い訳はしたくなく
育児の時間を減らしてはいけないと思い、 無理をしてでも育児を頑張ろうとしていました 。
しかし、それが逆効果だったのかもしれません。
ある日、妻から
「昔みたいにもっと普通に会話がしたい」 と言われたのです。
僕は 育児を分担することしか考えず
夫婦としての時間を完全に忘れていたのかもしれません。
「オムツを替えたかどうか」
「ミルクを飲んだかどうか」
「次に泣いたらどちらが対応するか」
そんな 義務的な会話ばかり になっていたのです。
それが妻のためと思っていたのですが実際は自分が中々外に出ない分、
僕と、今日は赤ちゃんがこんなことをした!みたいな他愛ない話をしたかったんだなということに気付かされました。
そこから僕は、 父親としてだけでなく、
「夫としてどうあるべきか」を考えるようになりました 。
家族とは、子どもだけではなく「妻との関係」も含まれるもの 。
ハッピーワイフ、ハッピーライフという言葉があります。
これは妻が上機嫌ならその家自体が上機嫌と言われています。
だからこそ、 夫婦で助け合いながら育児をすることが何よりも大切なのだと遅ればせながら気づきました。
もちろん、今でも悩みや葛藤が消えたわけではありません。
むしろ、子供が成長していくにつれ、このままでいいんだろうか?と悩んだりすることは増えていきます。
それでも、 「若いからこそ」できることもある と思えるようになりました。
体力があるからこそ、長時間の育児も耐えられる
価値観が柔軟だからこそ、新しい育児スタイルにも順応できる
子どもが大きくなる頃に、まだ自分も若いから一緒に成長できる
「若くして親になったからこその苦悩」は確かに多いですが、
それと同じくらい 「若いからこその強み」もある
そう思えるようになったことで、
少しずつ 「父親であること」そのものが誇り
になっていったのです。
最近はまた、友達からの誘いも増え公園などで子供と一緒に遊んだりすることも増えました。
遊びに誘われる時、最初のうちは子供も連れて行っていい?と聞いていましたが
最近は、何日空いてる?子供も連れてきていいから!
いや、むしろ連れてきて!奥さんに楽させて!と事前に釘を刺されるようになりました(笑)
こういう気遣いが本当に嬉しいですし
僕もこの友達が困っている時は全力で手を差し伸べようと思っています。
今回、僕自身の経験を通して
「若くして親になることの苦悩」 について書かせていただきました。
育児は決して楽なものではありません。
それでも、 「父親になること」を選んだ自分に誇りを持ち、
これからも家族とともに歩んでいこう と思っています。
もし同じように 若くして親になり、悩んでいる方がいるなら 、少しでも共感してもらえたら嬉しいです。
子育ては、間違いなく 「試練」と言えるほどの大きな挑戦 です。
毎日が変化の連続で、時には 自分のペースが崩れてしまったり、 辛い瞬間が続くこともある でしょう。
でも、そんな時こそ、思い出してほしいことがあります。
それは、
子どもと一緒に親として成長していく過程そのものが、
何よりも大きな喜びと幸せをもたらす ということです。
今、あなたが感じている不安や悩みも、
きっと 「その瞬間」を過ぎた時に大きな成長に繋がるもの です。
完璧でない自分、完璧でない育児に悩んでいるあなたこそ、
子供のことを一番に考えてる証拠です。
それはすでに素晴らしい父親・母親だと思います。
不安な気持ちも時には抱えていても、 一歩一歩進んでいくことで、確実にあなたの力になっていきます 。
だからこそ、 焦らず、無理せず、少しずつ前に進んでいってほしい と心から願っています。
あなたが感じるその愛情、努力は、
きっと 子どもにとって何よりも大切な宝物 になるはずです。
どんなに小さな一歩でも、あなたは 確実に前に進んでいる ことを忘れないでください。
そして、 一人で悩む必要はありません 。周りのサポートを頼り、手を取り合って進んでいきましょう。
あなたの歩んでいる道には、必ず希望がある と信じています。
子育ては予測できない出来事や困難の連続かもしれませんが、
それこそが 「子どもとの絆」を深める素晴らしい瞬間でもある ということを忘れないでください。
毎日、育児の中で気づかないうちに 愛情の積み重ねが大きな力に変わっていく ことを実感する瞬間が、必ず訪れます。
自分自身のペースで、無理をせず、 時には立ち止まることも大切です 。
立ち止まったとしても、そこからまた少しずつ歩き出せばいいのです。
そして、 子どもは何よりも「安心感」を求めています 。
完璧に育てることが全てではありません。
愛と安心感を持って接してあげることで、子どもはしっかりと成長し、心の中にあなたとの大切な思い出を刻んでいきます。
何よりも、あなたがどんな小さなことであっても一生懸命に愛を注ぎ、
努力している姿こそが 子どもにとって最も大きな支え になるのです。
あなたが頑張っている姿勢や心の温かさが、何よりも子どもに伝わります。
もし、辛い時や疲れた時があれば、自分自身に優しくしてください。
そして、周りの支えを求めることを恐れないでください。
あなたの周りには、きっとあなたを支えてくれる人たちがいるはずです。
一緒に育児をするということは、 自分も成長し、
また新たな自分を発見する旅のようなもの です。
途中で悩んだり、迷ったりしても、 一歩一歩の積み重ねが必ず未来の素晴らしい成果に繋がります。
どんな小さなことでも、あなたが子どもに愛を与え続けるその姿が、
本当に大切なことを築いている ということを忘れずに。
そして、どんな時もあなたは一人ではありません。
あなたの努力と愛情が、必ず素晴らしい結果に繋がることを信じています 。
だからこそ、 今は心を強く持ち、少しずつ前に進んでいきましょう 。
あなたの未来は、あなたが思う以上に素晴らしいものです。
安心してその道を歩んでください。
この記事を読んで少しでも不安な気持ちが和らいで、前向きな気持ちを持っていただけたら嬉しいです。
これからもあなたの育児が温かく、素敵なものになることを心から願っています。
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。
皆さんの育児が充実して上手くいくことを祈りながらこの記事を終わりにしようと思います。
それでは皆さん
𓂃 𓈒𓏸 𝑰 𝒉𝒐𝒑𝒆 𝒕𝒐 𝒔𝒆𝒆 𝒚𝒐𝒖 𝒂𝒈𝒂𝒊𝒏𓂃 𓈒𓏸