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アルビレックス新潟VSツエーゲン金沢のTMを見て

Xのフォロワーの皆さんもふらっと立ち寄ってくださった方も
こんにちは、こんばんは、おはようございます
しょーと申します

今回は

「アルビレックス新潟VSツエーゲン金沢のTMを見て」

と題しまして昨日行われました
アルビレックス新潟とツエーゲン金沢のトレマを見た感想を率直に語れればなと思います。

最初に断っておきますが、僕もJリーグサポーターの端くれとして
開幕前のTMの重要性は重々承知しています。
また、1本目終了後にSNS上で選手や戦術に関する詳細が拡散されていたらしく

新潟のクラブの広報担当者が

こういった情報が出るようであれば、今回だけでなく次回以降のTM公開を控える

と注意を促していました。

そのため、選手や戦術、フォーメーションに関する具体的な記述は控えさせていただきます。

試合内容を細かく知りたい方やそれを知るためにこの記事を開いた方もいらっしゃると思います。

しかしながら、僕の身勝手な行動で多くのサポーターの方に迷惑をかける訳にはいかないので
期待に添えない部分もあるかと思いますが、どうかご理解いただければ幸いです。

試合観戦のきっかけ

今回の観戦は、友人の何気ない一言がきっかけでした。

「今日、清水台で新潟と金沢が試合するらしいぞ!金沢の敵情視察に行こう!」

友人はテゲバジャーロ宮崎のサポーターで、昨年の夏頃からJリーグに興味を持ち始めたばかり。

宮崎の地に多くのJクラブがキャンプに訪れることを初めて知り、すっかり驚いていました。

そして、「同じJ3カテゴリーの金沢がどんな戦術を取るのか見たい!」と誘われたのが観戦のきっかけです。

僕自身もTMを観戦する機会はあまりなく、
「プロの選手がキャンプ中にどんなプレーを見せてくれるのか」という期待を胸に、清水台に足を運ぶことにしました。

試合会場である清水台総合運動公園は、宮崎の中心部から少し離れた場所にあります。

到着したのは午前中、自然豊かな環境の中で、冬の柔らかな陽射しが芝生を優しく照らしていました。

しかし、その静寂を破るかのように、ピッチ周辺には多くの観客が集まり、サッカーへの期待感で溢れていました。

観戦エリアには地元の方々だけでなく、キャンプ中の選手たちを応援しようと遠方から訪れたサポーターの姿も見られました。

「まだ午前中なのに、この熱気はすごいな」と思わず感心していると、
隣にいた新潟サポーターが友人と楽しそうに談笑しているのが目に入りました。

相手は金沢のサポーターのようで、
お互いに「お手柔らかにお願いします」なんて
笑いながら話している様子がとても微笑ましかったです。

こういった和やかな空気も、TMならではの魅力だと感じました。


試合前の準備運動――細部から見えた両チームの意識

試合前、両チームの選手たちがピッチでウォーミングアップを始めました。
この光景から、早くも両チームの違いが垣間見えました。

新潟の選手たちは、パス交換やボールコントロールの練習を中心に行い、
技術的な完成度を高める意識が感じられました。

一方で金沢の選手たちは、守備のスライドやポジショニングを確認する動きを何度も繰り返していました。

どちらも目指す方向性が異なるものの、それぞれの準備に一切の妥協がなく、

僕は「今日の試合は想像以上に見応えがありそうだ」と期待感を膨らませました。


1本目:金沢の完成度と新潟の模索

まず試合開始で驚いたのは、キャンプ中とは思えないほどのプレーの強度です。
体をぶつけ合い、声を掛け合い、全員が全力でプレーしている姿に圧倒されました。

「これが1次キャンプ中の試合なのか?」と、自問するほどの激しさ。

開幕に向けて、選手たちがどれだけ本気で取り組んでいるかが伝わってきました。

試合を主導していたのは金沢でした。
特に守備面では、全員が連動した動きを見せており、
GKのコーチングが飛ぶ前に、選手たちはすでに効果的なポジショニングやスライドを行っていました。

チーム全体に「やるべきことが叩き込まれている」という印象を受けました。
また、前線からのハイプレスは非常に効果的で、新潟のビルドアップにミスを誘発する場面も多く見られました。

一方、新潟は監督交代もあり、まだ戦術を浸透させている段階に見えました。
パススピードやトラップなど、個々の技術の高さはさすがJ1チームといった印象でしたが、
選手間の連携が十分に取れていない場面が目立ちました。

パスの出し手と受け手の意思が噛み合わず、

そこじゃない!」と叫ぶ声がグラウンドに響く数が多かったのが印象的でした


2本目:金沢の攻撃力と新潟の修正

2本目に入ると、金沢の攻撃面がさらに際立ってきました。
特に、スペースを有効に活用した攻撃が印象的でした。

FWが相手選手を背負いながらボールを収め、2列目の選手がタイミングよく飛び出していく場面は迫力があり、
何度もゴールに迫るシーンを作り出していました。

一方、新潟は試合中にも修正を加えながら、徐々に攻撃の形を作り始めました。

特に中盤の選手たちがコミュニケーションを重ね、少しずつプレーの精度を高めていく様子が印象的でした。

正直に言うとまだ完成度は低いものの、選手たちが自ら考え、改善していく姿勢にはプロらしさを感じました。

2本目からは、新潟の選手たちが徐々に金沢の守備を攻略する動きを見せ始めました。特に中盤の選手がサイドに展開し、ウイングを活用した攻撃が増え、何度もゴール前まで迫るシーンがありました。しかし、最後のクロスやシュートの精度があと一歩足りず、金沢の堅守に阻まれることが多かったです。

一方で、金沢の攻撃は1本目と変わらずスペースを的確に使い、前線の選手がうまく起点を作っていました。

FWが背負った状態でパスを受け、それをサポートする2列目がタイミングよく飛び出す攻撃は
非常に効果的で、見る者を引き込む迫力がありました。

3本目になると、両チームの動きにさらに変化が見られました。
選手交代も進み、特に新潟は若手選手を多く起用していたようです。

若い選手たちは自分の力を示そうと一生懸命にプレーしており、その姿がピッチ上で輝いていました。


得点シーンとGKの存在感

試合全体での得点は1点のみ。それも金沢がハイプレスからボールを奪い、
一気にカウンターでゴールを決めたものでした。

この得点シーンは、金沢の完成度の高さを象徴していたように思います。
全員が連動してプレスを仕掛け、ボールを奪った瞬間に迷わずゴールを狙う姿勢は見事でした。

一方、新潟も何度も決定機を作りましたが、最後の場面で相手GKに阻まれることやバーに嫌われることが多く、
得点を挙げることができませんでした。

この試合の両チームのGKは、どちらも素晴らしい反応を見せており、何度も観客を沸かせました。

特に金沢のGKは、危険なシュートをセーブし続け、チームの勝利に大きく貢献していました。


地元のおじいちゃんとの出会い

試合の合間、隣に座っていた地元のおじいちゃんが話しかけてきました。

杖をつきながら観戦していた彼は、とても穏やかな笑顔で、

「今日はどちらの応援で来られたんですか?」と声をかけてくれました。

それに対して

「僕はどちらのサポーターというわけではなく、今日は純粋にサッカーを見に来たんです」

と答えると、おじいちゃんはニコッと笑いながらこう話しました。

「私もどちらかの応援というわけではないんですよ。
ただ、こうして若い選手たちが全力で頑張っている姿を見ていると、
私も元気をもらえるんです。スポーツっていいですねえ。素晴らしいですよ。」

その言葉には心を動かされました。
おじいちゃんが語るその表情や言葉の温かさに、スポーツが持つ力を改めて感じました。

サッカーは、観る者の心にもエネルギーを与える素晴らしい競技であることを再認識しました。


試合後の子どもたちと選手

試合後、ダウンのためグラウンドの周りをジョギングしている選手たちに、地元の子どもたちが駆け寄っていきました。
「どうしたらプロサッカー選手になれますか?」と無邪気に質問する子どもたちに、
選手たちは笑顔でボールを手渡しながら丁寧に応えていました。

そして、グラウンドに勝手に入ってる様子を観て親御さんが慌てていると
まずは、お母さんとお父さんの言うことをしっかり聞かないとプロにはなれないよ?というと
一緒に走ってた選手にお前が言うな!とツッコまれ会場は笑いに包まれていました

その光景に、僕は

プロサッカー選手はただプレーするだけでなく、子どもたちに夢を与える存在なんだ

と改めて感じました。


これが昨日のTM観戦で得た、僕の率直な感想です。

まだキャンプの途中段階ではありますが、両チームの選手たちから強い意志や情熱を感じる素晴らしい試合でした。

今回の経験を通じて、サッカーが地域や人々に与える力を再認識しました。

観戦中に感じた“スポーツの力”

試合中、何度も思ったのは「スポーツって本当に素晴らしい」ということでした。

それは、目の前でプレーする選手たちの姿勢だけでなく、観客の雰囲気や会場全体に漂うエネルギーからも感じ取ることができました。

先ほど触れた地元のおじいちゃんとの会話も、その一端を象徴しています。

彼の「選手たちを見ていると自分も元気が出る」という言葉は、
サッカーが持つポジティブな力を端的に表していました。

そして、その言葉が僕の心にも強く響きました。

僕自身、これまでサッカーに救われたことが何度もあります。

選手たちがピッチで躍動する姿を見ると、不思議と勇気が湧いてきて、
自分ももっと頑張ろうという気持ちになるのです。

地元のおじいちゃんの言葉は、そんな僕自身の気持ちを代弁しているようでした。


観戦を終えて――今後の両チームへの期待

試合が終わり、会場を後にする際、僕は友人と今日の試合について語り合いました。

「金沢は開幕が楽しみだな」「新潟はこれからどんどん良くなりそうだね」といった言葉が自然と出てきました。
金沢が完成度8割なら新潟は1割といったところでしょうか。

金沢は、チームとしての完成度が高く、シーズンを通じてどのような戦いを見せてくれるのかが非常に楽しみです。

一方、新潟はまだ監督交代の影響もあり、これから戦術を浸透させていく段階だと感じましたが、そのポテンシャルは間違いなく高いと感じました。


最後に――サッカーを通して得たもの

今回の観戦を通して、改めてサッカーの持つ魅力と可能性を感じました。
選手たちが全力でプレーする姿には心を動かされますし、

地元の人々とサッカーを通じて触れ合う中で、スポーツが地域に与える力の大きさを実感しました。

また、宮崎という場所が多くのJリーグチームのキャンプ地になっていることの意義も再確認しました。

この環境を活かして、さらに地域全体がサッカーを盛り上げていくことができれば、
きっともっと多くの人々が元気になれるのではないかと思います。

トレーニングマッチというと、ただの調整試合だと思われがちですが、僕にとってはとても価値のある経験でした。

サッカーそのものの魅力を再確認できただけでなく、
地域の人々や未来の夢を見る子どもたちの姿を通して、サッカーが持つ「人と人を繋ぐ力」を感じることができました。

プロ選手たちがひたむきに努力する姿。
観客席でサッカーを語り合う大人たち。
そして、無邪気に夢を追いかける子どもたち。

これらすべてが一つの空間に詰まっていて、

サッカーの持つ力ってすごいな

と思わずにはいられませんでした。

サッカーは僕たちに夢を与え、心を熱くさせてくれる存在です。
そしてその夢を一緒に追いかけられるのが、僕たちサポーターの特権でもあります。

ピッチで戦う選手たちの背中を押す歓声、共に流す悔し涙、勝利の喜びを分かち合う瞬間
そのすべてが、サッカーを特別なものにしています。

2025シーズンがいよいよ幕を開けようとしています。
今年もまた、新たなドラマがピッチで生まれます。
どんな困難も選手たちとともに乗り越え、共に叫び、共に笑いましょう。

僕たちサポーターが燃え上がれば、クラブもリーグもさらに輝きを増します。
Jリーグは、僕たち一人ひとりが紡ぐ物語の集合体です。

今年も心の底から熱くなれる瞬間を作りましょう。

さあ、共に戦い、共に最高のシーズンを迎えましょう!

それでは皆さん

              𓂃 𓈒𓏸  𝑰 𝒉𝒐𝒑𝒆 𝒕𝒐 𝒔𝒆𝒆 𝒚𝒐𝒖 𝒂𝒈𝒂𝒊𝒏𓂃 𓈒𓏸


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