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夜を歩く NightStalker【詩】

お気に入りのスニーカーに足突っ込んで
ドア開けて
さあ
夜の世界を歩こう

夜こそが
この夜こそが
ぼくの生きる世界なんだから

眩い光がさらけ出す
昼の世界では決して見つけられない
いのちを探しに
夜を歩こう

夜の香りが醸し出す
昼の世界が決して見せない
ひみつを探しに
夜を歩こう

踏み出した足の下では
アスファルトが僕を押すよ
軽やかにステップ踏んで
翼が生えたぼくは
夜風を切り裂くように
歩いていくよ

仄明るい月のランプかかげて
暗夜の黒で塗りつぶされた
街路のキャンバス縦横無尽
街灯の外で蠢いている蝙蝠を相棒にして
お気に入りのスニーカーで
流行りの音楽携帯すれば
どこまでだって行けるさ

リミットは日の出前
全てを曖昧に
全てを保留して
夜の懐に全てを預けて
僕は歩いて行く
歩いて行くよ
遠くトランシルヴァニアの故郷でそうしたように

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