子供の着物の美しさを語るときりがない
今回の掲載はむしろ 写真 画像のみ という 掲載の方が良かったのかもしれません。
私は数年前に子供の着物大全という 書籍を出版しました。 そこでは七五三や お誕生日の時の習慣や 着物の決まりなどを紹介しています 。でも一番お伝えしたかったのは子供の着物の美しさです 。昔から小さい柄の綸子や ちりめんの生地が好きでした 。
それをたくさん集めてる間に 背守りや 肩上げ 身上げなどの知識が身につき、最後にそれが 一冊の書籍になりました。
日本の子供の着物には色々な知恵が詰まっています 。例えば 女の子のお誕生の時に作った着物を3歳で着るなど、ものを大切にし 使い回しができる知識が色々な場面で現れてきます 。
着物は そもそも 長さが調節できるという非常に便利な衣服です。西洋の子供服は子供が大きくなったら それで終わりですが、 着物にはいろいろな方法で着られる 融通性があります。
そうして大事に 伝えられた着物は最後には綿入れなどになって役目を終えます 。
ここでご紹介の画像は子供の着物の布地を少し拡大したものです。 ご覧のように 子供の着物なので柄が全て小さめです 。そして四季の花々や 女の子が好むものが 布地の上に散りばめられています 。色もとても美しい華やかな色彩が用いられています。本当にみていて飽きることがありません。
似内惠子（一般社団法人昭和きもの愛好会理事）
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