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【書評】NHK「100分 de 名著」ブックス ニーチェ ツァラトゥストラ/西研 NHK出版
この本は2011年4月と8月に放送された「NHK100分で名著 ニーチェ ツァラトゥストラ」のテキストをもとに作られている。
ページ数が少ないがとてもわかりやすい。
またツァラトゥストラの内容だけでなく、ニーチェの生涯など説明もある。
興味はあるが、原典を読むのはハードルが高いと感じている人におすすめ。
ちなみに私はこの本を読了したのち、岩波文庫の「ツァラトゥストラはこう言った(上・下)」を購入。
少しずつ読み進めている。
内容は主要なテーマを2つ挙げ、その1つである「超人」を前半のテーマに、もう一つの「永遠回帰」を後半のテーマにして進んでいく。
ここではその「超人」と「永遠回帰」に関して簡単に説明する。
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○超人
常に創造し続ける人。
その反対は末人。
憧れを持たず、安楽を第一にする人。
ツァラトゥストラが最も軽蔑する人。
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○永遠回帰
これまで生きてきた人生を無限に繰り返さなければならない。
たとえ無限に繰り返されようとも、決して後悔せず、自分がいちばん納得できる行為をしなさいという考え方。
永遠回帰を受け入れられる人が「超人」になりうる。
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哲学とは常に前提を疑い、考え続けること。
自分で考え、自分なりの解釈を見つけていきたい。
https://www.amazon.co.jp/dp/4140815221/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_7HkjEbMYBNXTG