ケーブルを見せないデスク:小型ガジェットとラズパイ
私のデスクは天板の裏やディスプレイの下などに、色々と収納スペースを作っています。それらのスペースに、小型のガジェットを収めて色々な機能を実現しています。
機能と小型化を両立したガジェット
前回の記事で収納スペース作りについて触れたので、今回はそこに収めているガジェット類を紹介します。いずれも購入したのがかなり前なので、同じ商品でも値上がりしていたり、中古でしか見つけられなかったり。。。それでも、デスク周りのインスピレーションの助けになれば、と思います。
まず、デスク周りの配線を図でまとめるとこんな感じです。
ごちゃついていますね、、、。これでも電源コードはカットしています。順を追って紹介します。
まず機能の割に小型で助かっているのがGenki Dockです。このガジェットの主目的は、Nintendo SwitchのDockの代替です。この小型のアダプタだけで、Switchの充電だけでなくディスプレイへの映像出力も兼ねる優れものです。
これはSwitchだけでなく、ノートPCとディスプレイを繋ぐことも可能です。つまり、USB-Cケーブルを差し替えてSwitchとノートPCを切り替えているわけですね。18WなのでPCへの電源供給としてはやや非力ですが、M1チップのMacBook Airだと動作に支障はありません。
また、USB-A端子も搭載されているので、そこにハブを接続してMIDI鍵盤やオーディオインターフェースを接続しています。
Raspberry Pi ベースのデスクトップオーディオ
次にオーディオ周り。肝になっているのがRaspbery Pi、通称ラズパイです。
こちらはシングルボードコンピュータ(SBC)と呼ばれる、手のひらサイズのコンピュータです。馴染みのない方には想像しにくいと思いますが、一般的なPCと同等の機能を(スペックは低くとも)持っているのがSBCの特徴です。例えば、ディスプレイやキーボードを接続することで、普通のPCと同じような作業をすることもできます。とはいえ私は、ノートPCやスマホからリモートで制御しています。
これを音楽再生のプレーヤーとして利用することで、ノートPCを使わずに音楽再生が可能となります。
そしてこのPCに接続して音楽を再生しているのが、USB-DACとプリメインアンプ、スピーカーです。
これらは全て「デスクトップオーディオ」と呼ばれる、卓上での利用を前提とした小型のオーディオ製品群を選んでいます。写真で見ていただくと、オーディオと言われてイメージするようなサイズ感より幾分か小さいことがお分かりになるかと思います。
このUSB-DACには、入力切り替え機能もあるので、ラズパイ以外の音もスピーカーから流すことができます。ここではGenki Dockからディスプレイへの出力の間に、アダプタを挟むことで音声を分離してUSB-DACに繋いでいます。
これにより、ノートPCやSwitchの音楽をスピーカーから鳴らすことが可能です。
これらのオーディオ製品は、全て有線接続です。ケーブル嫌いと言っていたのに、これはいかがなものか?しかし、オーディオメーカーに勤めていた身としては、やはり無線による音質劣化と遅延の可能性を無視することができませんでした。
逆にいうと、この音声まわりを有線にすることをこだわったからこそ、それらのケーブルをいかに隠すか?という点にこだわったとも言えます。
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