ツッカベッカライカヤヌマのテーベッカライのこと
ご存じでない方は「なのこっちゃ?」って感じだと思いますが、「ツッカベッカライカヤヌマ」はお店の名前で、「テーベッカライ」は商品名です。
東京のお店なので、もう福岡在住の私はなかなか足を運べなくなりましたが、東京界隈の方、このお店、場所は溜池山王ですので、よかったらぜひお立ち寄りくださいませ。めちゃくちゃおいしいので…。
「ここぞ!」というときの手土産なんかにも最高の品ですよ。
オーストリア国家公認の日本人マイスターが腕をふるう、ハプスブルク家伝統のクッキーです。
オーストリアで、かつて永きに渡って栄華を極めたハプスブルク家のもとへは、世界の各地から選りすぐられたさまざまな食文化が持ち込まれていました。
それらは時代とともに発展を遂げ、洗練され続けることによってオーストリア独自のカタチとして確立されてきたようです。
その味を継承する、 オーストリア国家公認の日本人マイスター。それが、この店のオーナーでもある株式会社栢沼の代表取締役 栢沼 稔(カヤヌマ ミノル)さんです。
この方を「パティシエ」という言い方でくくっていいのかわかりませんが、数々の賞に輝き、今年、黄綬褒章まで受賞された方で、さすが、めちゃくちゃおいしいものをつくられてます。
もちろんオーストリアの菓子づくりの伝統や文化は受け継がれているんでしょうけど、それだけじゃないんでしょうね。日本人の口に合うように、と、きっといろいろ工夫もされてるんだと思います。私の身のまわりの食べられたみなさん、ことごとくおいしいと仰ってますし…。
看板商品の「テーベッカライ」。これはかなりのオススメです。
この「テーベッカライ」という商品はクッキーです。ほかにも「ザッハトルテ」などのケーキや焼き菓子などもありますが、私はこのクッキーしか食べたことがありません。というか、この店に訪れる方の大半は、この「テーベッカライ」を買っていかれます。おそらくケーキもめちゃくちゃおいしいんだと思いますが、このクッキーがとてもおいしくて、ほかの菓子になかなか手が伸びません(笑)。
「テーベッカライ」とは、ドイツ語で「クッキーの詰め合わせ」を意味する言葉だそうです。ハプスブルク家の紋章があしらわれた缶に3種のクッキーが入っています。
口どけがはかなくて、上質な素材の風味が活かされた繊細な味わいが魅力のクッキーですね。コーヒーと一緒にいただくと、しみじみ「うまいなぁ」と思います。
① アーモンドパウダーを贅沢に使用したバターの香り高い「バニラ」
② ラズベリージャムとシナモンのマリアージュがあとをひく「シナモン」
③ ウィーンの本場のチョコをふんだんに用いた「チョコレート」
実は、私、シナモンはあんまり得意ではないんですが、ここのは全然気にならずに食べられます。不思議なもんですね。
ご注意がふたつ。
ひとつめ。
なかなかお高いクッキーなので(サイトをご覧ください)「ここぞ!」というときの差し入れ、手土産、ご進物にオススメですね。
取り置きの予約はできますが、電話・ファクスでの注文・配送は頼めません。一応店頭で注文したものの配送だけはできるみたいですが…。つまりは、店に行くしかない。
そういえば、クッキー以外に食べたものがありました。「シュトーレン」はいただいたことがあります。数年前のクリスマス時期に…。毎年、別々のお店のものをいただいてますが、ここのを超えるものは食べたことがないですね。
ふたつめ。
賞味期限が2週間と、なかなかの短さです。クッキーって、普通はもっと長いと思いますが…。お土産などでどなたかに差し上げるときは、手元に置いておく日数はできる限り短くして、早めにお渡しになられたほうがよろしいかと思います。