無題97

スマホだけで同人誌作ります2019③小説編

今回の本では小説を入れるかまだ決めていませんが、こちらの記事を読んで、小説ページの作り方を書いてみることにしました。

また、今日レ点さんのツイートで気がつきましたが、

こちらの記事でもマガジンにリンクしていただいていたようなので、スマホ小説書きさんのなんらかの参考になれば幸いです。

テキストエディタで本文を書く

私はAndroidにWordを入れていますが、直接Wordでは書かずにテキストエディタで書いています。以前はJota+を愛用していましたが、最近はJotterPadを使っています。(ここは単純に好みなのでスマホ付属のメモ帳でもいいと思います)

Wordは動作が重いし、余計な機能がない方が気軽に開けて集中もしやすいので、まずはテキストエディタで全文完成させます。

Wordの小説入稿用テンプレートを探す

「小説 同人誌 テンプレート」で検索すれば、個人でWord用のテンプレートを配布しているサイトや印刷所のテンプレート配布ページなどが見つかるので、印刷サイズに合った好みのテンプレートをダウンロードします。

私のAndroidの性能のせいかもしれませんが、テンプレートの書体や文字組を後からWordで調整しようとすると表示が崩れたりするので、テンプレートを選ぶ時点である程度納得のいくものを選んでいます。

(本当に理想通りのテンプレートには巡り会えないかもしれませんが、スマホだけで作業する場合、多少の妥協はどこかで必要になる気がします)

ちなみにテンプレートにノンブルがあるものとないものがありますが、この後の作業で画像化してから修正できるので、あまりこだわらなくても大丈夫と思います。

Wordでテキストを流し込んで体裁を整える

Wordでテンプレートを開き、テキストエディタで書いた本文をコピーして流し込みます。

推敲や校正をしつつ、鉤括弧や句読点、小文字などが行頭にきてしまっている部分などを直して体裁を整えていきます。

個人的には文章がページを跨がないように調整したりもしています。(京極夏彦先生のファンなので)

WordでPDF出力する

文章の調整が終わったら、Wordのメニュー→印刷→PDF形式で保存を選択してPDFで出力します。

ここでちょっと説明しておきたいのですが、私は最終的にPDFで作ったものを画像(JPEG)に変換して、画像入稿する前提で書いています。

なぜかというと、私の場合は挿絵や漫画などのイラストページと組み合わせて入稿するため、入稿形式を統一しないと入稿できる印刷所が非常に限定されてしまうというのがまず一つ。

それから、これは私だけかもしれませんが、PDFってなんだかよくわからなくないですか?

画像入稿であれば見ているものがそのまま印刷される安心感がありますが、PDFってなんか……向こうでちゃんと開けるの? とか解像度は大丈夫なの? とか心配になるんですよね……。(PDFに対する認識がふわふわなので)

そこで、画像に変換する前提で出力するには、実はA5の本だからといってA5で出力すると、画像変換した時にサイズが小さくなってしまうんです。(経験上)

いろいろ試した結果、A3サイズでPDF保存すると、最終的にA5モノクロ600dpiの原稿にちょうどよいサイズで画像化できました。(他のサイズの原稿については経験がないので試行錯誤してみてください)

PDFをWEBサービスで画像変換する

さて、A5本用にA3サイズでPDF保存したら、ネット上のWEBサービスを利用してPDFをJPEGに変換します。

これについてはいろいろなフリーのサイトやアプリでの変換など片っ端から試しましたが、確認した範囲ではsmallpdfというサイトが最も解像度の高い滑らかな画像に変換できました。

(ただし、セキュリティなどの安全性はどの程度のものかわからないので、リンクは貼らずにおきます。他によい方法がありましたら教えていただけますと嬉しいです)

また、変換するサービスによって変換後の画像サイズが違ってきますので、以下の説明は私と同じサービスで変換した場合のものとなります。

変換した画像を原稿に貼りつける

smallpdfでJPEGに変換した画像をダウンロードしたら、MediBangPaintでA5モノクロ600dpi用のキャンバス(3638×5102px)を作成し、そこへ貼りつけます。

(諸事情で画像はぼかしてあります)

サイズ調整せず100%で貼りつけただけで画像のような感じになります。

PNGで保存

これを全ページ分作成し、あとは好みの位置にノンブルを入れるなりして、PNGで保存すればもう完成です。

前回の本はこんな感じで作成して入稿しましたが、問題なく本が出来上がりました。

もしスマホしかないけど小説本作りたいなと思っている方がいたら、こういうやり方もあるよというヒントとして見ていただけたら嬉しいです。

いただいたサポートは次回同人誌を作る際の印刷費やイベント参加費に充てさせていただきます。