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人生が動く セリフ読書①

【この記事はこんな人に向けてます。】
自分を大切にしたくて、読書している人
自分をもっと知りたくて、読書している人
人生をよくしていきたくて、読書している人

自己分析のための読書法。
セリフ読書法。
セリフ読書法とは、
小説のセリフ(台詞)だけを読む読書法。

内容は読みません。
セリフだけを読むんです。

やり方はかんたん。

セリフを読む
→気持ちが動いたセリフを見つける。
→なぜ気持ちが動いたのかメモする。

セリフから、自分の思ったことを書く。
言葉にしていきます。

この読書法で見つけた気持ち、
思い出した記憶のメモは、
自己紹介にもなります。

★★★

例をあげますね。
以下
最近読んだ本のセリフ読書です。

■セリフ■
あたしは聞いて欲しかったんだ。
気づいて欲しくて。
声をかけて欲しくて。
助けて欲しくて。

雨の降る日は学校に行かない(相沢沙呼)34P

◆思い出したこと◆
子供の時は、人に声をかけるのが苦手だったな。人とどう話したらいいのかわからなかった。自分の声も嫌いだった。変な声だって思われるんじゃないか。だから、黙ってることが多かったな。ほんとは話したかったんだよなあ。


■セリフ■
声が通る人が羨ましい。

雨の降る日は学校に行かない(相沢沙呼)84P

◆思い出したこと◆
自分の声にすごくコンプレックスを持っていた。ぜんぜん自分の声が通らないことが切なかった。僕は野球部でサードコーチ(ランナーに指示する役割)をやっていた。声が通らない、大きな声が出ないことに、保護者の人から「コーチャーなにしてんだー!!俺の方が声出るぞ!!」って外から言われた。すごく恥ずかしい。情けない。でもどうしたらいいのかわからない。


■セリフ■

自分の声なんて、
誰にも届かないんだと思っていた。

悲鳴を上げても、
誰かに届く前に、
掠れて潰れて、
消えてしまって、

気づいてなんて、
もらえないんだと信じていた。

わたしの声を聞いて、
耳にして、
真剣に考え込んで
くれる人がいるなんて、
思ってもいなかった。

雨の降る日は学校に行かない(相沢沙呼)121P

◆思い出したこと◆
すごい僕は拗ねていた。どうせ自分の考えなんて聞いてくれない。思ってること言ったって、誰かを困らせるだけ、怒らせるだけ。怒らないから言ってごらんって、言ったら怒る。顔が、声が怒ってる。不機嫌になってる。ウソじゃんって。この悲鳴って誰にも届かないんだ、受け止めてもらえないんだって。ずっと思ってた。真剣に考えてくれる人なんていない、無意識にあきらめてたそんなときにある先生に出会った。


★★★

とこんな具合に、自分のことを見つめるためにセリフを抜き出します。

これは自分を思い出す、自分を大切にする読書です。

注意は、悲しくなったり切なくなったりすることもあるということです。いやな気持ちになることがあります。

ですが、僕はこう思います。

その嫌な気持ちに蓋をしないでください。
ずっと押し殺して、
なかったことにしてしまって、
見ないふりしてきたことを
思い出して下さい。

嬉しい、楽しい気持ちだけカウントする。
それって自分を大切にしているんですか?

ちゃんと抱きしめてあげなきゃ。
味わってあげなきゃ。

そのときは無視してたし、
忘れなきゃって思っていた。
こんな目に合いたくない、
こんな気持ちもう感じたくないと
思ってた。

でも、そんな気持ちをなかったことにしてまで、自分を大切にっておかしいじゃないかって。僕は思うんです。

自分を大切にするって決めているんです。
自分をもっと知っていこうと決めているんです。
だから僕はこういうことをやっています。わざわざ。
辛い思い出をひっぱってきてしまう、痛くて悲しい気持ちを思い出してしまう怖さも受け止めて。

いいんです。怖くても。
怖かったねって大変だったねって、僕は僕に寄り添ってあげたいんです。
そうするとね、ほっとするんですよね。なぜか。
あーごめんね。ってなんか、すーーって腑に落ちてくるんです。

気持ちが昇華されていく。そうするとね、なんか現実変わっていくんです。

信じなくてもいいけどね。変わっていきます。
変わっていくというか、人生が動いていく感じ。

動かなかった時計が、ようやく動く感じ。


こういう読書法も、人生を動かすために必要だって思います。

しょーいち


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しょーいち
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