思ったことをつらつらと書き連ねる、不安定物書き。日記感覚。

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最近の記事

雨の日に、家で

雨だ。 雨が降ってももうあなたのことを思い出さなくなったと、今更思い出した。脳裏に雨だれが流れることもない。折り畳み傘をさして、あなたの不在に心が痛むこともない。雨はただの、本当にただの地続きな日と化した。 あなたは8月末に実家へ引っ越すと言っていたけれど、もう引っ越したかどうか、引き払うときに大変だったことは、もう一度家族と暮らすようになってどんな感情か、何も知らない。9月に一人で関西をレンタカーで巡ると言っていたけれど、どうしてそうしようと思い立ったのか、どこへ行くの

    • 凡人による在り来たりな短歌の書き散らし

      掬い上げ 流星になれ歌となれ 天からこぼれた恋の星屑 眠るまで理性が溶けた領海に 君ならいいよ、音を浮かせて 帰り道 精一杯の人差し指 覆い隠してくあなたの左手 「良い日だね」つぶやくあなた正座のまま 口付けの音 隠す五月雨 揃わない歩幅を合わせる裏拍で あぜ道だってダンスフロア 「もったいない、あなたの指は綺麗だから」なでてる君の指が愛しい 薄目開けた六畳一間の深海であなたの手を引きとろみに溺れよう 薄明かり 布団の屍 君の熱 水底の模様 青の深みへ 日傘差

      • 凡人による在り来たりな駄文の書き散らし③

        「あなた」について。 以下、段落ごとの散文です。 どうかあなたが今日も自分を大事にして、このくだらない世界をなるべく心身健やかに生き延びて、多くなくてもいいから本当に愛してくれる人たちに囲まれていますようにと、祈ることをやめられないんだよ。 視界の隅で揺れるあなたが、どうにもこうにもいかなくて、伸ばしたい手を堪える毎日 本当に、本当に、手一杯で傷だらけのまま歩いている君を見たくないんだよ。 あまりにも痛いんだよ。 愛の定義 - あなた。 あなたなんだよ、僕に初めて真

        • 自己中の半径

          大して整っていない、整えようともしていない書き散らし。 あなたの自己中の半径に入ると、僕は傷ついてしまうから。あまりに弱く、脆く、振り回されしまうから。 あなたのことを嫌いたくないから。 そのために、僕は僕を守る。 好きで、一緒にいたくて、失いたくなくて、そういう紛れもない事実は決して見失わないように。だけど、幸せな距離感はそれぞれによって違う。近いことが幸せとは限らないし、違う肩書きとして出会っていたら好きでいられたってこともあるだろう。 あなたの自己中の半径は、僕にと

          秋色に後髪を引かれながら

          旧市街の博物館の前には、アコーディオン弾きのおじさんがいる。いつもいる訳ではない。今日はあのおじさんに会いに行こう、と思ってはいけない。通るつもりがなかった時にふらっと寄ってみるといるのだ。 いつものように、近所の道を真っ直ぐ行ってみたり、ぐるぐるしてみたり、たまに立ち止まっては写真を撮り、鳩の歩き方に心奪われてみたり。今日の公園には黒い鳩が一羽いるだけだった。冬に向けてかずんぐりしていた。ずんぐりしているけど、空を飛べるくらい軽いんだもんな。リスだって同じくらいの大きさだけ

          秋色に後髪を引かれながら

          逍遥

          冬。あるいは、ホットミルクが恋しくなる季節。 指先を冷たくしたくて、ダウンの袖からわざと少し出してみる。歩いていれば風に当てられて、すぐにひゅるひゅると温度が下がっていく。火傷したいのも風邪を引きたいのもあとに残るから思いとどまってしまうけれど、指先を冷たくするのくらいは許されるだろう。 家に帰ってくると当然のように外より暖かい。それにほっとする一方で、頬も耳も指先も冷たさという魔法が解かれてしまうようで未練が残る。きっと、外にずっといたいと思うのは、あったかい帰れる場所が

          凡人による在り来たりな駄文の書き散らし

          「あなた」について、主に日記からの抜粋。 以下、段落ごとの散文です。 ねぇ、いつか一緒にここへ来ようね。そうしたら、今あなたに隣にいて欲しいと願ってしまう僕が報われるから。今一人の僕が、独りではなくなるから。きっと一緒に来ようね。 一人でいる時はあなたのことをたくさん考えているくせに、いざ目の前にするとあなたがいるということに満足をしてしまって何も言葉が出てこないんだ。ただあなたが楽しそうにしているのを眺められれば満足なんだ。 「自撮りちょうだい」って言ったらその場で撮

          凡人による在り来たりな駄文の書き散らし

          ハウルの指輪

          頭上に光る金色の輪に、白く柔らかな頬。目はどんな宝石よりも深く綺麗で、控えめなそばかすは君をくすぐっているようだ。 僕は君を抱きしめる。愛しさの故、戸惑いの故、独占欲の故。君の体は厚いけれど、いつかすっと消えてしまいそうな予感がする。 君は僕を抱きしめ返す。甘えの故、寂しさの故、独占欲の故。それで良い、それが良い。君は少し自己中なくらいが丁度良い。 ある時、君は羽根をボロボロにして帰って来たね。人間が—あの下賤な肉塊共が—君をいじめて。君の可愛さが羨ましいのかな、君の純な

          ハウルの指輪

          妄想癖は悪いことですか。

          街を歩く。あなたが隣にいる。という妄想をする。 僕らはいつも手を繋いで歩く。だから今日も、当然のように恋人繋ぎをして歩く。という妄想をする。 店に入る。あなたが好きそうなピアスを見つける。耳にあてて、鏡を見て、あなたはパッと目を見開く。という妄想をする。 中華街を歩く。建物は洋風なのに飾りは中華風なのが面白いね、と言ってみる。あなたは「んね」と返事をする。手を繋いで、まだまだ歩く。という妄想をする。 部屋に帰ってくる。どちらからともなく抱きしめ合う。「ずっとこう

          妄想癖は悪いことですか。

          星野源みたいな恋をしている。 最初の方は「くだらないの中に」、もっとお互いを知るようになって「Pair dancer」になって、たくさん泊まりに行った時は「KIDS」で、そして最近までは「肌」だったけど今は「Family Song」になった。

          星野源みたいな恋をしている。 最初の方は「くだらないの中に」、もっとお互いを知るようになって「Pair dancer」になって、たくさん泊まりに行った時は「KIDS」で、そして最近までは「肌」だったけど今は「Family Song」になった。

          2019/12/21 佐藤家ワンマンライブ レポート

          ※(以下敬称略)🐈→こりん、🐐→教授、🦅→鷹文、🐻→ゆくまる、🏡→佐藤家 ※佐党→佐藤家のファン ※全体的に下半身見えてない&うろ覚えなのでご了承を ※大体🐻しか見てない (ビデオ 字幕「佐藤家Home Party vol.2 第2部 門出」 ざっくりメンバー紹介 bgmヒビカセ) ○(上の流れから)🏡ヒビカセ+ECHOマッシュアップ 佐藤家で一番最初に投稿した曲(ヒビカセ)を一番最初に持ってくるあたり〜〜〜そしてまさかのECHOとのマッシュアップでびっくりした。知らない

          2019/12/21 佐藤家ワンマンライブ レポート

          2019/6/23 佐藤家ワンマンライブ レポート

          🦅鷹文さん 🐐教授さん 🐻ゆくまるさん🐈こりんさん (メンバー紹介の動画流れる) 『お願い 撮影、録音は禁止です 心に入れて持ち帰りましょう Q.ぼっち参戦ですが大丈夫ですか? A.大丈夫です みんな佐党です Q.推しが尊すぎる時はどうしたらいいですか? A.みんなで叫びましょう』 『ある所に佐藤家という家がありました 一人家に戻って来たようです』 🦅こたつの中から登場 顔白塗り、ほっぺに赤い点 10円ハゲのあるかつら キティちゃんのTシャツ 🦅(おばあちゃんみたいな口調で

          2019/6/23 佐藤家ワンマンライブ レポート

          あなたは、

          夏が終わる。ようやく、終わる。あなたの嫌いな夏が。 僕は別に夏が嫌いじゃないけど、あなたが嫌いだと言うから僕もそういうことにしておいた。だって、僕は君と半身を交換し合ったのだから。やがて接着面がとけて輪郭線が曖昧になるように。 しかし今、僕の半身が、あなたが、裂かれようとしている。僕は僕の足だけで立たなくちゃいけない。あなたがいつまでも半身を貸してくれる訳じゃない。僕らは一つに混じり合うんじゃなくて、色ペンの先同士をくっつけるみたいに、波紋が互いに交わるように、ただそうい

          あなたは、

          血と凪と

          うちの家族は、家族ではない。 血は繋がっていて、一緒にも住んでいるけど、家族じゃない。 正確に記述するならば、「家族になろうとしない」。 ××× 我が家は母、姉、私の三人家族だ。父は5年ほど前に離婚して、今は別の人と再婚している。 離婚してすぐの頃は、父の話題はタブーだった。母と姉は父を嫌っていたし、それが本心でないとしても、「これからは三人でやっていかなくちゃならないんだ」ということを意識しようとしていたのかも知れない。 我が家は上辺だ。必死に凪を装っている。 一

          血と凪と

          あんスタ小考察まとめ

          あんスタを始めてまだ2年くらいの若輩者ですが、(しかもストーリーもきちんと読めていませんが、)自分的に「これってこうじゃね〜〜!?!?しんど〜〜〜!!!」と思った考察を箇条書きでまとめていきます。たまに幻想が見えています。 すでに知られているものもあるかもしれませんが、ご了承を。 でははじまり〜(*‘∀`)ノ ○千秋(レッド)+奏汰(ブルー)=斑(パープル) ○エジプトらへんの古代文明の時代、統治者(≒神)=農作物を多く作れるようにできる者=治水を行える者=水を司る者

          あんスタ小考察まとめ

          もうやだこの国

          ※ノリと勢い。 今までは日本語が好きだった。 とくに、自然に関する語彙が豊富なのが気に入ってた。 例えば緑なら深緑、萌黄色、萌葱色、若菜色、翠色、鶯色、緑青、など。 しかし近頃本気で(そして珍しく)イライラしていることがある。 その名を、一人称。 英語なら“I”で済むものを、なぜ、 私、あたし、あっし、わたくし、僕、俺(←しかもひらがなカタカナ漢字で雰囲気が変わる)、マニアックなものも挙げるとするならば拙者、我、わし、 などと細分化してしまうのか!! こちとら一人称の揺

          もうやだこの国