【AIR】副業、フリーエージェントの時代だから問われる「多極型人材」の育成法〜Uターンに拘らない新たな地元人材の活用〜
地方において地元から出て生きないでー、みたいな話が出たりしますが、まぁ出ていかざるを得ない教育構造、出ていったほうが稼ぎが増える産業構造を作ってきてしまったわけなので、それはもう仕方がないところと思っています。何より人様の子供にはU/Iターンを求めるのに、自分の子どもたちには都会で成功することを望む親もまだまだ多い現実もあるわけです。
しかしながら、そんなに都市部に出ていくことが悪いかといえばそんなことはなく、地方で活躍する人材の多くは一度は外に出ている人でもあります。外に出ることによって当然ながら生活は大きく一変し、その変化によって思考は大いに刺激されます。可愛い子には旅をさせろ、なんて昔からいいますが、自立心も養われ、親などが知らない世界観を当然ながらどんどん形成していくことになります。さらに、大学などで学んだこと、勤務した企業で身につけたスキルなどが市場性が高ければ、それをもって様々な分野で活躍することも出てきます。
ここまでは昔でも同じことだったと思います。
○ 働く=拘束ではなくなってきた
しかしながら、最近は働く上での変化はそれなりに大きくなってきています。1つは、働く=東京に出たら東京の会社でしか仕事をしてはいけなかったという職務専念義務というのが緩やかになって、副業などのしごとの仕方も少しずつ前に進み始めています。
同時に、もう1つはフリーエージェントの業務が多様にできるようになったことで、一定のスキルがあり、営業力を伴う人材はかなり住む場所などがかなり自由になっています。これに地域の考える人材像も大きく変えていく必要が出てきています。
とはいえ、いきなり地元にUターンというのはかなりのハードルの高いお話でもあり、何よりせっかく都市部で身につけたことがそのままUターンして生かされるとも限らず、それで潰されてしまっては全く意味はありません。
これから重要なのは多極型人材を一人でも地域が輩出していくことと共に、その多極型人材のポートフォリオに地元を入れてもらうということだと思っています。
○ 多極型人材が生まれる流れ
一つの流れとしてあるのは、
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