今すぐ外注をやめて、教育投資に切り替えるべき理由。
地域分野において様々な事業に取り組むときに、何でもかんでも外注する傾向がますます強くなっています。内製化することなく、外注する。そのほうが手が抜ける、楽できる、というのも組織人にはよく言われるのですが、それでは結局のところ考える力はいつまでも養われず、その地域、そのプロジェクトに必要な独自の答えを導き出すことはできません。
すぐに他人に「答え」を求めることによって、結局失敗するのは、何を言われているかも分からず、検品もできないのでいい加減な事業計画をそのまま実行して地域で大失敗する事例が発生するということが多発するわけです。
「いやーそうはいいますけど、何からやっていいか分からないんですよ」なんて話をよく言われるわけですが、その解決の道はかなりシンプルで、外注を一旦やめて、教育投資に切り替えることです。
まずは組織としての人材戦略として解説しますが、これは個人にも言えることです。なんか最近物事がうまく動かない、成果が出ないという時は、結局のところは適切な情報や経験を自分に身につける教育投資が枯渇しているのです。
日本では親や行政が自分に教育投資をしてくれるものの、自分で稼いだ資金の一部を自分に投資し続けるということを必要なことだと理解していない人が多くいます。かつてはそれなりだったはずの人が、組織でも偉くなっていった段階で全く話にならないとか、実績あるはずの人がずれたこと言い出すということの典型は途中で自分への教育投資を停止してしまったから発生することにほかなりません。老化とは年齢だけでなく、そのような適切なアップデートされた教育投資を続けているかどうか、によります。だから20代でも大学受験でもうある程度の学びをやめてしまって、その後は働くだけという人は組織内での適合化能力は高まるとしても、社会全体でのバリューは低下を始めていくのです。
それでは、定期的な教育投資が地域や個人を変えるか、解説していきましょう。
○ 教育は一度で良い。外注は一生蝕まれる
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