コロナ対応で変容する都市。地方にとって新たに形成される「オンライン市場」は格差是正になる。
大きくジャンプするためには、踏み込みが必要で、縮まなければ、次の成長を作り出すことはできないといいます。
今回は強制的に従来のやり方が通用しなくなるというタイミングに向き合うことに我々はなっていますが、それも今まで「ずっとやってきたから」といって過去と比較すれば非効率なやり方を続けたわけでもあり、今の時代のテクノロジーでもっと効率的に働いたり、コミュニケーションとれるようになるチャンスであることは間違いありません。特に、これまで我々は物理的に人が移動しなければならない、という前提にたったサービスが基本でした。それによって都市集中が進み、地方分散が極めて困難になっていたか、というのは私が言うまでもないでしょう。
しかし今、オンラインで勤務することが可能になる仕事が増加し、皆で集まらなくてはならなかった会議もオンラインで可能になり、学校に集まり先生の話を聞かなくてはならなかったのが自宅からもオンラインで学習が可能になるという選択肢を作り出すことが可能になっています。そしてそれが「変わった一部の人たちのもの」ではなく、「選択肢の一つ」として多くの人が認識するようになっていることは極めて大切なことです。
なぜならば、オフライン(皆が物理的に集まること)かつスタンドアローン(それぞれが独立したモノとして作られること)を前提とした仕組みが地方を苦しめてきたからです。
今まさにどんどんと拡大しているオンライン市場は、これまで商圏とかで遠くにありすぎて地方からはアクセスできなかった大都市部の人々の消費力を地方でも活用できるという画期的な転換を作り出そうとしています。地方も都市も関係なくなるその変化をもっと強く意識しなくてはなりません。
個々数年日本の地方は「インバウンド」ばかりに右往左往していましたが、日本は世界でも経済力は強く、内需はとてつもなく大きいのです。そこが変わるのであれば、地方にとっては実は海外以上に大いなるチャンスが到来すると思って良いと思います。
○ 地方にとって過酷な「都市と同じ学校教育」
教育は典型的なところでしょう。
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