【AIR】ルールに従うチカラ以上に大切な「ルールを作る」チカラ
未だ揉め事が続いている山口県阿武町の誤送金問題ですが、全く的外れな議論になってきていますね。受け取った人はどのような人なのか、お金の送金先がネットカジノとかそういう話でさらにいらぬ方向に話題がシフトしていますが、そもそも行政業務を執行するシステム側の問題です。
トンデモナイ間違い方が未然に防げていればよかったわけで、そうするためには今後どのように行政の振り込みシステムなどを作り変えるのか、そちらのほうが建設的なところです。
このように「倍返しーーー」みたいなどうでもいいことをあいつが悪い、こいつが悪いとやりあった挙げ句に、何も仕組みが変わらず数年後に再発するみたいなことが日本は多くありませんかね。苦笑
この背景にあるのはルールに従うということは強烈に教わって守っている人が多いのが日本の良さである反面、その根本的なルール自体の妥当性を考えたり、もしくはルール自体を作り変えるという発想と実行力を持つ人が相対的にあまりに少ない社会だとも思います。というか、そういうものを学生時代にもやったことがある人があまりに少ない。学校生活とかでもルールを守ったり、ルールを徹底する人がある意味では評価されて持ち上げられていったりするケースも少なくないため、ルールを疑い変えていくということが善となるとは限らないんですよね。風紀委員的なヤバい委員会とかもありましたよね。
ルールから変えなければならないのに、単発的な方法論でクリアをしたり、変なルールでもそこをハックしてどうにかするのが仕事だと勘違いしていたりします。そもそも管理職というものはルールを作り、変えていくのが本来の仕事であるはずが、過去のやり方を単に管理監督するという仕事に成り下がっていないですかね?!というお話です。
過去に決められたルールを単に守るのは仕事ではないのです。
○ そもそも原因とその解決がすべて
今回の阿武町とかも典型ですが、それが発生した原因はなにか、というあたりを徹底し、その上での解決が大切なわけです。それがお金が戻ってくるかどうかという、起きたあとに発生している副次的な問題をどんどんおっていってしまって、大元の問題が無視されています。
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