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2021年度都市経営プロフェッショナルスクール、公民連携事業課程募集開始〜学び、実践し、仲間を作る人生とまちを変えるプログラム、5つのポイントを解説〜

いよいよ年末となりまして、来年度の都市経営プロフェッショナルスクール・公民連携事業課程の募集がスタートします!! 公民連携プロフェッショナルスクールから進化を遂げつづけ、また来年度はカリキュラムの大再編の年になります。

3年に一度大幅見直しを図るトリエンナーレのような感じできたのですが、いよいよ来年は、すでに各地で活躍する卒業生をより大幅にカリキュラムに加わってもらうプログラムへと変化します。これは当初から計画してきたことでもあり、当初受講生として参加していた人たちが各地で大きな実績を残し、さらに次の人達に伝えていくという仕掛けへと進化する。この連鎖がプロフェッショナルスクールが意図する、学ぶ、教えるを超えた関係の構築の狙いなのです。

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1. 狙いと提供される「5つのプログラム」

公民連携はすでにこの5年で様々な形で地域のあり方を変える基本的なやり方として普及するようになってきています。その一方で、単なる外注を「公民連携」と読んだりする地域もまだまだ存在し、行政と民間が双方で投資を行い、稼ぐ公民連携へとつなげているものはまだまだ限られます。

都市経営プロフェッショナルスクールは実践的な公民連携人材を行政、民間双方の人材を集めて養成するのが狙いです。よく公務員の人しかこないのように勘違いされますが、全体の半数近くは民間人です。民間セクターでも地方企業から大企業までバリエーションのある人材が集まります。

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プロフェッショナルスクールは「実践してなんぼ」というのが初回からのテーマです。ですので、先進的な実地での実践・体験を重ねられるような機会作りと、実践者からの学習と自らのアタマで考える思考力を作り出すという2軸が重要なアプローチになっています。

実践と学習の相互関係は極めて大切で、やらないと気づけないことは山程あり、さらに学習しなければ実践が高度化しないという問題にも行き着きます。どちらかではなく、両方必要。公民連携には横断的知識が極めて大切なので、そこを学ぶのがテーマになります。政治行政的なプロセスから、経営的なアプローチまで幅を持った挑戦が必要になります。

2.独自eラーニングシステム・Airlec ver.3

今年はeラーニングが進展した一年でしたが、プロフェッショナルスクールは基本的に講義はeラーニングで行われます。それぞれの学習計画をもとにマイペースにすすめていくことができます。毎週アップされる動画コンテンツとレポート課題をクリアしながら理解を深めます。

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独自オンラインシステムであるAirlecも来年度にはver.3にアップデートされる予定になっています。参加している受講生は相互のレポート評価をすることになっており、自分だけでなく別の受講生のレポートをみて学び相互でやりとりをする仕様になっています。卒業生もアシスタントとして参加しているため、先輩たちからの助言なども得られます。

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同時に課題図書も適宜設定されるので、それらを読んだ上でのレポート提出も求められます。ここで徹底的にケーススタディ学習と、体系的な理論的学習、レポートでのやりとりを通じた思考力を鍛えます。

3.集合研修で体感する「公民連携の力」

やはり論より証拠。eラーニングなどで解説を受けつつも、やはりその場にいって体感しなければわからないことも多々あります。これは人間だから仕方ないものです。五感というものがありますからね。

コロナ禍の今年は春は集合研修はフルリモートを採用しましたが、秋はソーシャルディスタンスを保った形式での開催をしました。来年がどこまでコロナ禍対策が必要な状況が続くかはまだ見通しはつかないですが、ソーシャル・ディスタンスを図りつつ、分散型の開催モデルなどを進めていくことになろうかと思います。オンラインツールと、現地訪問、少人数グループ型など組み合わせて行います。

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昨年まではリアルに集まり議論を行うなどしてきています。来年はこのように戻れると最高ですね。これは岩手県紫波町のオガールです。公民連携事例の代表的ケースの1つですね。都市経営プロフェッショナルスクールがスタートするきっかけにもなった取り組みです。

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夜まで激論が続くのが毎度であります。今年もオンライン版でしたが、あれこれ質問が飛び交いました。

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さらに集合研修では現地ツアーもプログラムに入っており、実地でみながら改めて解説を受けます。

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民営のバレーボール練習専用体育館について岡崎さんから説明をうける受講生たち。

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よるは岩手の名物餅も食べたりしてきました。来年はやりたいなー。

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来年からは岩手オガールとともに、卒業生が多角的に活躍している大阪市内での合宿も検討しています。全国各地で新たな取組みがおこに割れ、評価を受けるようになっていることは嬉しいことですので、それらを次なる学習コンテンツへと成長させていきます。

4. 実地研修/卒業生が続々と活躍し、それらを学べる

大阪府大東市の公民連携は、公民連携プロフェッショナルスクール1期生の時から部長級が自ら参加し、その後も連続で職員が参加している自治体の1つです。独自の公民連携基本条例も制定し、効果的な事業を進めてきています。

その中でも公営住宅や公園整備などを民間資金も誘導し、新たなテナントも誘致して進めてきた北条地区の公民連携事業開発が今年3月にグランドオープンします。

プロスクールにも通ってきていた建築職の自治体職員であった入江さんは、役所を飛び出して新会社「大東公民連携まちづくり事業株式会社」の社長となり、プロジェクトを牽引してきました。

開発途中を私も久々に大東市にいった際に案内頂きましたが、大変期待に胸躍る場所になっていました。全く使われなかった三角公園もきれいに整備され、カフェ、アウトドアショップが入る施設も併設されています。

かつては以下のような荒廃した状況だったのです。

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緑豊かな新たな空間へと再生し、住宅部分ともシームレスな設計へと変化。

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木造で整備されるた公営住宅+一般賃貸の施設も、機能性、デザイン性含めて大変野心的なものになっています。完成が楽しみです。

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以下のようにエリア一帯が再整備される公民連携事業になっています。来年度の都市経営プロフェッショナルスクール公民連携事業課程では、このようなフィールドにも訪れ、先輩たちからの指導をうけるプログラムを考えています。

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また、大阪における河川活用拠点としても注目をあつめる大正区TAGBOATも、行政側としてプロフェッショナルスクールOBが活躍している事例です。開発運営は大阪でまちづくりを意識した飲食店を展開を行う、RETOWNさん。このような拠点もまた学びの場となります。

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その他でも泉北ニュータウンにて団地再生を行うOBもいれば、再開発が進む梅北すぐ横の中津エリアで取り組みを行うメンバー、奈良各地で公民連携をすすめるメンバーもおり、多様な人々が挑戦を関西で行っています。

これだけでなく、全国各地で活躍するOBOGのエリアでの実地研修、集合研修へと来季から進化していきます。自分自身が取り組みたいテーマにそっち立地のOBOGのエリアに訪ねていくなどして、経験を積んでいくということも積極的に行ってもらいたいところです。やはり熱心な人はすぐに現地にいきますからね。そのパイプができるのもプロフェッショナルスクールの醍醐味です。

5.全国300名超える仲間と接続できることが、まちを変える力になる。

すでに300名を超える卒業生がおり、全国各地で活躍しています。それらの有志が集まり、2020年にはNPO法人自治体経営が設立され、各地での集まりなどを企画しています。

地域でのプロジェクトを行政から、民間から動かすにしても様々な壁があります。その時に重要なのは仲間が地元以外にどれだけいるか、です。そこで、行政民間横断で300名を超える同窓生がいて、互いに連携ができるようになっているというののは非常に大きいです。

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さらに在京大手企業からも参加する社員の方々も毎年おり、それらの企業群の1つである東急電鉄では公民連携部門の開設、森ビルでも公園利活用に関する専門部署ができたりと取り組みの幅は広くなっています。

ということで、ぜひ早期申込者への割引などもありますのでお早めにお申し込みされることをおすすめいたします。以下から受講申込いただければと思います!!!

覚悟を決めた方々のお申込みをお待ちしております!!

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