【AIR】外国人技能実習制度が次なる日本成長の妨げにしかならない理由
前々から問題視されている令和の奴隷制度とすら揶揄される外国人技能実習制度について、廃止提言を明確に社説として掲載しました。これは完全に私も賛成です。
私は5年前の東洋経済オンラインの連載においても、本件については見直しべすという立場をコラムに書いています。
私は、本件については直近で2つの視点で問題があると思っています。5年前よりも国際情勢も大きく変化し、日本の未来、地方の未来において決してやってはいけないことをやっていると認識しています。
既に米国国防省も人身売買報告書の中に、本制度を指摘するようになっています。あーなんかよく働いて根性のあるアジアの若者たちがきてくれて助かるわー、なんて牧歌的なことを経営者は言っている場合ではないのです。
○ 異常な失踪数、反省しない経営、監督しない政府
外国人技能実習制度は20年度末で37万8千人に達している一方で、約1万人近くの失踪者を出している制度です。どう考えても異常ですね。2014年時点では3100人程度でしたから、受け入れ数の増加とともに、失踪数も着実に増加しているということは、当時から問題視されてきた課題をクリアできていないということでもあります。
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