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全ては現状把握から始めよう〜数字と文章を読まない大人たち問題〜

本を読む習慣、作文を書く努力、そんなことは子供頃は学校でよく言われたり、やらされたりしたわけですが、大人になってどれだけの人がしているのでしょうか。

土曜日に発売になりました「まちづくり幻想」、週末に届くところもあったようでレビューが入り始めております。ぜひお読みになられた方はレビューお待ちしております。また、Twitterなどで #まちづくり幻想 で地元でおきた出来事なども発信いただけると幸いです。

既に様々な発信を頂いています。

○ 現実を理解し、対策を考え、行動する

ということで、新書にちなんで女性流出の現実と原因についてお話をプレジデントオンラインに配信しています。

が、Twitterとかみてもちゃんと読まずに怖いことをツイートされている方もいるのですが、まずは現実の数字を把握することは感情なしに頭に入れて、打開策と事例まで触れている最後までちゃんと読みましょうねというところです。

というか、課題解決ってのはそもそも現実を理解して、対策を考え、行動するしかないんですよね。なのに大抵課題解決する気がない人は、誰かのせいとかにしたり、むしろそんな現実は私のまわりにはない(という狭い世界での実感値)とか言い出したり、対策なんてものも途方も無いでかい話に振り切ってしまって現実として何もできないようなお話にしたり(して結局誰かのせいにしているだけなんだけど)、さらに行動なんす全くする気がないのです。それが大変困るのですよね。数字が読めない、文章が読めない大人たち問題は深刻で、数字も全く読まないというか、自分に思い込みのほうが優先され、文章もタイトルとか頭しか読めなくて、すぐあれこれ言い始めてしまう。最後までちゃんと数字をみて、文章を読めばもっと建設的な議論ってできるのですけどね。

このコラムとかでも言えるのは、現実としてコロナ禍でもバンバン若い人たちは移動して転入超過に東京圏はなっていること。愛知県のような流出率の高いところでは出ていった理由の追跡調査などもちゃんとやってて、その理由としてキャリアアップを望める仕事がない、というお話になっているから、そこ改善しようよ、というシンプルな話。と同時に、愛知県内の中小企業でも具体策にそれを理解して改善している企業はバンバン人気になって、東京だけでなく全国から応募が相次いでいるよ、という明日からでも地元中小企業が取り組めるお話になっている。豊橋の具体的ケースは以下のインタビューに詳しくあるのでぜひ見てほしい。で、これは豊橋だけでなく、全国各地にこのようなケースは沢山あって、つまりは「地方だから」とか「東京だから」とかではなく、個別企業で改善されることは沢山あるということなんですわ。

大きな問題があるからそれが解決するまでは無意味だから、俺は最後まで何もしない、みたいな人が多い地域はまぁどこよりも先に衰退するし、制度が解決することもない。ましては東京が駄目になってざまーみろ、とかいう人は財政制度とか変えてから言わないとそもそも地方自治体も成立しなくなる一蓮托生システムのまま、皆で地獄に突っ込んでいくお話になるのであります。

ということで、もう少しちゃんと現実の数字は数字で受け止め、対策を考え、行動していくということが普通になるといいなと思わされます。思い込みの対立をしても何の得もないですからね。

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