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【AIR】中心市街地において軽視されてきた「不動産」という切り口と活用における統合と自前主義の大切さ

中心市街地の活性化を本気で進めるなら、「不動産オーナー」を主役に据えることが不可欠です。商業は時代によって様変わりする一方、不動産はそこに残り続けます。民間の土地と建物が中心市街地の大半を占めている以上、彼らが自発的に動くようなインセンティブづくりを優先すべきです。

ところが現場では、商業政策や都市計画など特定の視点に偏ってしまい、結果としてハコモノ行政に陥りがち。肝心の不動産オーナーたちの意欲や資金をどう引き出すかが置き去りになってきました。だからこそ、「民間財産をいかに活用させるか」という切り口で考え、事業主体や行政が不動産オーナーに深く関わっていく必要があるわけです。

要は、不動産オーナーという“動かせる人”にしっかり焦点を当て、彼らが積極的に施設を運用できる環境やインセンティブを整えること。そこに本当のまちの活性化の鍵があるのです。

不動産の視点が抜け落ちた“まちづくり”の異様さ

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