【AIR】嬉野茶の付加価値創造にみる「本質的価値」を捉え直す出発点は、バリューチェーン分解力
先月末に佐賀県嬉野にいってきました。というか実は年末にも行く機会があったのですが、まさかこんな頻度で行くことになろうとは思いもせずにびっくりしましたが、御縁ってものはあるものですよね。
今回は和多屋別荘の再生を小原さん、本田さんにご案内頂きながら、さらに嬉野茶が近年都内注目されているティーツーリズムに至るまでのプロセスなどを副島さんなどからお話をお聞きしました。その中で、私なりに思ったのは、本質的価値というものを捉え直すために必要なバリューチェーンの分解力をまじまじと見た気がします。
安易に高付加価値化とかいって交付金を溝にすてているケースは全くこのような本質的価値を考えるプロセスをないがしろにして、いろんなモノを山盛りにして値段だけを挙げているという「全部のせのラーメン」みたいな発送なんですよね。それでは全く価値を見つけることはできない。
むしろもっと深化して捉え直すプロセスを我々日本人自身が持たなくてはならないと思いました。特にお茶など「当たり前」だと思っているカテゴリの価値を捉え直すのは、ある意味の常識を捨て去り、お茶のバリューチェーンをゼロから考え直す、どこに価値が生まれるのか、を発見する必要があるのだなと思います。そしてこれは他の様々な商品やサービスにも言えることです。
また現地での取材動画もつけておきますので、ぜひご覧ください。お茶生産の危機的状況がわかり、それをどう打破していっているのか、もわかると思います。
◯ お茶に対する日本の誤った習慣
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