足りないもの、不得意なものを探さない。あるもの、得意なものを伸ばすのが、変革の一歩。
これは人生選択でも、地域再生でも同じ問題がよく出るのですが、人生をよくするため、地域をよくするために「足りないもの、不得意なものを探して潰せば良くなる」と考える人がいたりします。
地域活性化の会議とかの冒頭の資料説明の多くは、「なんでうちの地域は駄目なのか」という駄目自慢大会みたいなのが少なくありません。若い人が減り、年寄ばかり、財政も火の車。来年地元にあった学校も廃校になり、さらに唯一残っていた工場も閉鎖になります。みたいな話から始まると、もはやお通や状態です。良かったのは今から300年前、このまちが宿場町で栄えていた頃です、、、、ってそれが頂点でもはや転落して300年かよ、的なツッコミをしたくなってしまうわけです。そんなん状態では、ここから明るく再生しましょうなんて話になれるはずもないのです。
まぁ学校とかでも言われますよね。苦手科目を潰せ、みたいな話とか、嫌なことに耐えて頑張れ、みたいな。だけど、そういうことしていると、もっと嫌になってトラウマレベルで人生においてやりたくない科目になったりするわけです。笑
いいたいことは、ないものは仕方ないし、不得意なものは不得意なのです。その事実を別に受け入れて、いけないことだとか、駄目なことだとクヨクヨと悩んだところで何も始まらないってことです。悩むのと考えるのとは別の話。動き出すのに必要なのは、悩むことではなく、建設的に考えることです。
で、建設的に考え、動きたくなる話って何かといえば、シンプルなんですよ。今自分たちで持っているもの、できること、得意なことって何かということをまず考える。向き合う。それを棚卸しする。で、じゃその得意なことを互いに組み合わせるとどうなるか、っちゅー話なわけです。
結局のところ人生も地域も「何に限りある時間を使うのか」というのが大切なわけです。その時に、苦手で時間がかかることでときに嫌になってしまうようなところから着手したら、それこそ成果なんて出来ません。そもそもやっている本人たちが「どうせ無理だ」とか「嫌なんだ」と思っているような状況で、他の人達を巻き込んで成果を出すなんて不可能なわけです。
何より自分個人でもそうだし、地域で仕掛けるチームの仲間の得意な領域をみた上で、重要なのはまずは「得意なこと」を徹底的に攻めることなのです。
じゃどうするの!?得意なことから始めたらどうなるの?って話を本日は私の実体験含めて解説します。
○ 得意なことを攻めるとポジティブループが始まる
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