【AIR】テレワークの実態と、近代田園都市の変化は、地方にとっての好機となるか。
自粛要請が必要となっている昨今ではありますが、先進国各国が産業革命後に過度な都市集中を都市圏という広域エリアに分散させ、都市を団子状を貫く交通網で接続させて過剰集積を回避するという田園都市のモデルの行き着く先での課題を今回は一つ顕在化されているものでもあります。
ラッキーなことに産業革命によって貨客双方の移動速度はあがり、「大量定時輸送」ができるようになったということで、田園都市も可能になったわけです。今度はインターネットがここまで普及していくと、今度はそもそも人の移動を前提とするものと、前提としなくて良いものとが区分されていくというのが今回色濃く出ているなと思っています。
商工会議所のこちらのアンケートをみてもまぁ一部企業だけ、やはり現場を回さなくてはならない企業群はなかなかテレワークってな話になっていないのは分かるものの、これまでのテレワーク率からすれば増加しているのは確かですね。
実施している企業は26.0%、実施検討中は19.5%。合計すれば約半数近くがようやくテレワークの導入に向き合おうとしていると言えます。
企業規模とテレワーク率をみればわかりやすい。300人以上の規模になればすでに半分以上がテレワーク可能な環境になっています。
これをみていくと、大企業勤務者の勤労形態は特に企画や管理などの職務が多いわけでもあり、それらはテレワークはしやすい部類です。企画を考え、上司と会議みたいなモデルは十分に可能となれば、この層の働き方は今回の動きでまた変わっていくだろうなと感じるわけです。
○ 工場と集積する人口
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