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【AIR】公民連携デザイン会議の価値〜専門家委員会に求めるべきチーム力〜

昨晩、大東市で公民連携事業を仕掛けるコーミンの入江さんと対談企画をさせてもらいました。以下でアーカイブ配信もしているのでぜひご覧ください。本にかかれていたディテール、かけなかったことも含めてあれこれスタートした当時からの話を対談で話しさせてもらいました。入江さんはオガール暖簾分け、かつ都市経営プロフェッショナルスクールの卒業生でもあります。

そんな対談の中でAIR読者むけには残しておきたい重要なポイントを改めて認識しました。それは「チームとしての専門家委員会」の価値です。オガールでも、大東市でも、専門家委員会は「デザイン会議」という名前で設置され、それぞれに各分野の専門家が入り議論を行い、ときに公開されるシンポジウムなども行っています。デザイン会議とは単に各分野の寄せ集め、有象無象の会議体ではなく、行政とPPPエージェントを俯瞰し、助言もすれば、事業内容やプロジェクト管理そのものにまで踏み込んで叱咤もする当事者に近いが、緊張感のある専門組織の位置づけになります。

が、これマニュアル通りに過去の専門家委員会をまわしてきているような、自分で考えられない役人には全く理解ができないのですよ。そんな会議どうやって作れるのか?!と。

○ そもそも従来の専門家委員会とかはクソ

私もこの手の委員会とかは20代後半から30代にかけて出席して、もう人生の無駄遣いだと思っているので、引き受けても出席せずに資料閲覧とテキストで提案するくらいに留めています。

というのも、基本的に事務局が用意した資料を念仏のように唱えるのが1時間、それぞれの意見をはなして1時間。以上で終わり。「ここにいる全員が大学は出ているのだから、資料なんて10分もらえばざっくり読めるでしょ」といって冷たい目線レーダーを事務局を務めるなんちゃら総研のシンクしんいシンクタンカーに浴びせられたのも昨日のようです。

さらに、会議の最後には「それではあとの議事録まとめなどについては座長一任でよろしいでしょうか」といって参加者が「異議なし」とかいって終わる。じゃ事務局と座長で最初からやれよ、と何度もごねたことありました。若かりし狂犬の叫び。

出席者も業界団体や派遣元企業の「お願い」を議事録に残すためにきている、ほぼロボット同然の人だったりしていて、なんどもなんども同じようなことを繰り返す。休み時間に話をきけば「議事録にのこっていなかったら僕は怒られるんだよ」といって、本音を休み時間にだけズバズバ言い出す業界団体専務理事のおじさん。

ほんと労働力不足のこのご時世にまじで無駄な時間なのです。何も決まらない、何も起こらない、それが専門家委員会なのです。まじでクソ。

○ 求められる専門家のあり方

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