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登ってみた!摩耶山 ~富士山頂までの遠い道のり~

GW後半初日、残りの日の天気と自分たちのスケジュールを考えて、急遽お休みをいただいて、兵庫県神戸市灘区の「摩耶山(702m)」を登ってきました。


奇妙なご縁

摩耶山は名前だけは知っていたけど、どの駅が最寄とか登山で人気の山とか全然知りませんでした。
ただ先日奇妙なご縁があって、

「お!?これはご縁だ。呼ばれている」

と思って、次は「摩耶山だ!」と思い、急遽登ってきました。

その奇妙なご縁とは、先日自分が携わっている商店街に某YouTube番組から出演オファーがあって、収録に参加して来たんです。その時にご一緒したのが、摩耶山登山口最寄り駅「王子公園駅」側にある水道筋商店街の方でした。
この方が、実は13年前に亡くなった義兄と有名な勉強会で同期だったらしく、義兄とも仲良くしていただいていて、義兄の結婚式にも参列してくださってたとか。ということは、その時にお会いしてるじゃん!と当日は大いに盛り上がりました。

その日にもう一人みえられてて、この方は京都の商店街の方だったんだけど、この方のお名前が、なんと「摩耶」さん
しかも、先の水道筋商店街の方とも若干繋がりがあって、奇妙なご縁だなぁって話も盛り上がって、その中で「摩耶山」の話も何度か出てきて、山登りを始めた自分としては

「お!?これはご縁だ。呼ばれている」

と思ったわけです。勝手にだけどw


山登り2回目

ということで、摩耶山挑戦。
山登りとしては、枚岡神社神津嶽に続いて、2回目。(吉野山は山というには整備され過ぎてたので)

ネットで色々調べてみると、自分たちが行こうとしている「王子公園駅~青谷道~摩耶山頂~上野道~王子公園駅」は、「こっちのコースは少し中級コース」と載っていて、少し戦々恐々。
だけど「ご縁」を信じて思い切ってみました。

だいたいこのコース。登りを青谷道、下りを上野道に行きました。


まずは阪急電車でGO

まずは阪急電車でGO。GW後半初日なんで、早朝からでも人多いかと思いきや、梅田は結構空いていました。
梅田から特急新開地行に乗って、西宮北口で普通三宮行に乗り換え。

電車では
「山登ラー多いな、やっぱ摩耶山は人気なんやな~」
とか話してたら、みんな蘆屋川駅で降りていった・・・。

帰ってから調べたら、「蘆屋川駅~六甲山山頂~有馬温泉」という超人気登山ルートだった模様。山登りして有馬で温泉入って、帰りは電車か。確かに人気出そうである。

王子公園駅から青谷道登山口まで

阪急 王子公園駅 ここからスタート

王子公園駅で下車して、改札すぐのローソンで水分と栄養分調達。
王子公園の西側を青谷川沿いに北上して青谷道登山口まで。
この辺りは普通の住宅街なので、まだまだ山登り気分は無し。

青谷道登山ルート

青谷道登山口から山の中で、いよいよ山登りという感じ。
摩耶山も言って人気山なのか、山登ラーもちらほら見えます。

青谷道登山口すぐ

登山口からすぐの青龍寺を過ぎた辺りから、川のせせらぎの音がより近くに聞こえてきて、清々しい気持ちに。「山と川」この組み合わせは堪りませんね。心が豊かになります。まさに「山川 豊」(曲は覚えてないけどw)
この辺りからは、しばらく川沿いなんでホント気持ち良かった。

川沿いを歩くので気持ちイイ

しばらく行くと「観光茶園」が見えてきます。
「こんな山ん中で茶畑?」
と思いましたが、なんでも神戸市唯一の茶園らしいです。
あいにくお店は閉まってましたけど。

お茶屋さん

青谷道ルートは、途中に神社やお寺、お地蔵様が点在しているのが、印象的でした。しかも途中にあった「大龍院」というお寺は、なぜか「聖天さま」を思わせる幕が掛かっていて、とても不思議な感じでした。
(大龍院調べても出てこない。)

お地蔵様
大龍院さん、幕の紋がどうみても聖天さんなんだけど・・・

摩耶山(六甲?)の名水

大龍院から少し登ると、お山によくある「名水湧き水」。
なんとなく飲めそうだったので、とりあえず妻が試飲。

とりあえず飲む妻

妻「うんっまぁ。これは名水だわ」

冷たくて、とっても美味しい、まさに「摩耶山(六甲)のおいしい水」
こういう時のために、空のペットボトルか、折りたためる水筒とかを常備しておくべきだな~と痛感。
息子は、持ってたペットボトルのお茶をその場で飲み干して給水してたwさすが、そこに痺れる憧れるぅ(訳はない)

湧き水給水

このあとすぐに、「役行者茶屋跡」なる修行場・禊場を思い起こさせる施設があって、そこを通り過ぎるとそこそこ険しい山道へ。
一応石段はあるけど、まんま山の中です。小鳥のさえずりが心地よい。

けっこう山の中

青谷道終了して、旧天上寺

青谷道を登り切って、上野道と合流。
ここから旧天上寺跡エリア。
こんな山奥にお寺があったなんて信じられん。
しかも創建は646年だとか。1400年前・・・

ここからは旧天上寺の石階段に。
階段なら山道よりも楽じゃーん、て思うじゃん?

結構な傾斜で300段以上・・・

かなり先まで階段
途中からさらに急階段に
最後の追い込みがコレ

コレは流石にきつかった。
山道はなんだかんだで曲がりくねってたり、木や草で先があんまり見えないんだけど、階段は見えるのよ、何百段も先が。
なかなかに精神に来る階段でした。

旧天上寺跡で一休み

そんなこんなで旧天上寺跡まで到達。
跡というだけあって、なーんにもありません。
景色はそこそこ良いけど、樹木が結構茂ってて、「この木たちさえなければなー」という感じ。まあ、だから山頂からの景色が余計と映えるのかもね。

山頂まで0.6km

ここまで来たらあとわずか!摩耶山頂まで0.6km!
掬星台までも0.6kmの分岐だったんだけど、ここは山頂だよね~と、迷わず山頂側を選択。ここからはまた山道再開でーす。

いよいよ摩耶山山頂到達!

0.6km、600mって結構すぐかと思いきや、山道だとなかなか着かんw
頑張って歩きに歩いて、やっと見えてきました天狗岩大神摩耶山頂上石丸猿田彦神社

天狗岩大神

ここの辺りが摩耶山山頂(702m)のはず。

とりあえず天狗岩大神と猿田彦神社にお詣り。
お宮だけでちょっと寂しい神社だけど、まあこんな山頂だし、仕方ないよね。で、

山頂はどこやねん

と、周辺をウロウロしていると、ありました!山頂目印(三角点)

山頂到達!

で、調子乗ってる妻です。
でも達成感はあるな~。ここまで駅から約2時間半
地図ツールなどの行程よりちょっとかかった感じだけど、疲れた~。
でも頑張った。エラい!

山頂からの掬星台

山頂からもう少し行くと掬星台(きくせいだい)という神戸市街を一望できる公園が。掬星台の名前の由来は

素晴らしい神戸の夜景。まるで星のよう。
"手で星を掬(すく)える"ほどの絶景の夜景が遠くまで広がっていることからその名前の由来にもなっている。

ウィキベディア

ですって。掬う(すくう)が読めませんでした。
掬星台から神戸市街を見下ろしながらお待ちかねのおにぎりタイム
朝頑張って早起きして握ったおにぎりウマ~。

やはり自作のおにぎりはウマい

いい具合休憩も出来たので、さて下山下山!

下山は上野道ルート

下山は登って来た青谷道ルートではなく上野道ルート。
まあ、おんなじ道下りてもツマんないしね。

ひとまず旧天上寺跡まで下りて、あの階段。
登りは登りで大変だったけど、下りも下りで大変。
下が土の山道と違って、石階段だからヒザに来る。
明日膝大丈夫かな~と心配しながら、300段を下りる。

次の日の足が心配なくらい急な階段

で、仁王門を抜けると、ここから分岐。

いざ、上野道ルートへ。
上野道ルートは、川沿いでなくただひたすら山道。
けっこうゴツゴツの道もあって、なかなかに大変。
やっぱり明日の足が心配じゃの~。

下山時唯一の展望ポイント

大分下りてきたところに、絶景スポットが。
まあ、掬星台には負けるんだけどね。
この辺りは鶯の鳴き声がすごく綺麗で、音声変換したら「ホーホケキョ」って出るんじゃね?ってくらいハッキリ鳴いてて、都会じゃなかなか聞けない鳴き声だった。うーん、良かった。

山下の街では山車(だんじり)が

無事に下山して、灘の街を歩いているとだんじりしてた。
せっかくなんで1台眺めてみたけど、ウチとこ(正確には隣町)よりももう少し大がかりだったかな。
参加人数も多くて大盛況。ココだけじゃなくて、もう3つか4つだんじりしてるのかと思うと、良くも悪くもだけど地域の力を感じるよね。


さてさて、2回目の山登りだったけど、なかなかに充実した1日でした。
中級コースというのにビビったり、300段の階段が大変だったりしたけど、2回目としては順調だったのでは。
しかし、なんと言っても今回のMVPは・・・

タイツ

前々から、

なんで山登りの人タイツ多いんだろう、良いんかな?アレ。

と思ってたんだけど、

良いわ~。

なんかね、足をピッと締め付けてくれるので、楽な感じするし、もっと暑いんかなと思ってたけど、全然暑くなく、かといって寒くもなく。まさにちょうど良い感じだった。
前日に思い立って急遽買いに行って、値段でさんざん悩んで買ったんだけど、マジで正解だった。

は~、こりゃみんな履くわけだわ

みたいな。さっそく妻にも薦めて、今度買いに行く事に。
いや~これはあなたの知らない世界開いた気がするwww

次回の予定はまだ未定だけど、本格的に暑くなる前にもう二つくらいは行きたいなぁ。でも5月6月はなんとか総会とかがいっぱいあるんだよな~。
どうにか予定やりくりしよう。

最後までお読みいただきありがとうございました。
富士山登頂までまだまだ長いですが、お付き合いいただけると嬉しいです。
ではでは~。ちゃお!


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