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主(ヌシ)はどこだ?
縁側から外に出る。縁側のすぐ外にあるカメの水槽がなにかおかしい。さっき水を換えたばかりで水はきれいで透明だ。でも何か違和感を感じる。
よくよく覗き込んで見る。
水槽のヌシがいない。
ありゃりゃ
水を換える時に、一時待避所に移したままだった。
慌てて水槽に戻す。
カメは、一体どうして自分が持ち上げられて空を飛んでいるのか、よくわからない顔をして手足をバタバタさせている。
まあ、爬虫類だから1晩くらい水に浸からなくても大丈夫だろうけど、でも、この季節は夜も暑い。水棲カメも気温が高い日に水に入れないと熱中症になるのだろうか?
一時待避所にしているのは洗濯を干すときなどに使うプラスチックのバスケットだ。前は地面に直接置いていたけど、そうすると逃げる。
カメだからといって見くびってはいけない。逃げ足は早い。気がつくと、どこか物陰に入ってしまい、なかなか見つけられないこともある。
だから、水換えのときには空いている水槽に入れたり、かごに入れたり、水換えをするときも隔離することが重要だ。
でも、このバスケットがカメの隔離場所としては不適切なんだよな。カメも自由な世界が見たいのか?時としてバスケットからの脱走を試みる。
バスケットの網目に前足をかけて、壁に体重をかけてバスケットを倒すことが何度かあった。幸い逃げ出す前に発見して、再度バスケットの中に収納したけど、危ないところだった。
今回も、一晩、水槽に戻していないのを気づかなかったら脱走されたかもしれない。クワバラクワバラ。ミドリガメを脱走させたら違法行為じゃ。怖い怖い。
ヌシはヌシの居場所にいていただくことがやっぱり大事。