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私は駐車はバックで停めたいタイプ

お店なんかの駐車場に行くと、バックで車のお尻から駐車場に入れている場合と、車の頭から前向き駐車で入れている場合がある。

排気ガスが隣の家にかかるから、といった理由で「前向き駐車で」と書いてある場合もあるが、そういった場合を除いたら、できるだけ私はバックで停めたいタイプだ。

車をバックで駐車したい理由は、視野が限られるバックでの運転時、注意しなければいけない範囲が、入庫時と出庫時で全く違うためだ。

車庫や駐車場に入庫するときには、注意しなければいけないターゲットは自分が車を入れようとしているスペース付近だけでいい。駐車スペースに人や猫なんかがいないか確認して、その付近にも人やモノがないかを確認すればOKだ。

駐車スペースの確認は、バックで入れる前に一度そのスペースを通り過ぎるので、その時に確認できる。

一方、前向きで入れた場合の出庫時は、車を出す通路の左右180度を確認しなければいけない。しかも、左右の駐車スペースが他の車でふさがっていると、通路の左右の視界はとても悪い。

隣に停まっている車の陰に人がいても、前向き駐車した車の運転席からは見えないこともある。

大抵の人は、歩いている方向の駐車スペースに停まっている車のバックランプとブレーキランプが点灯して、若干でも動き出したら注意してくれる。

しかし、注意力が散漫な子どももいる。この高齢化社会、注意力や視力、視野が著しく低下したことに自分で気がついていない高齢者も多い。

何度も左右を確認したつもりでも、車を動かし始めたとたんに人影が見えて慌ててブレーキを踏むこともある。

隣の車のガラスを通して後方確認したくても、ガラスにスモークが貼られていて、向こう側が確認できないこともある。

とりあえず、前向き駐車をしたときには、恐る恐るブレーキから足を離して、何事もないことを祈りながら、クリープ現象で車をゆっくりと動かしていく。

隣の車にぶつからないように、ハンドルを細かく操作しながら、左右を見たり、後ろを振り返ったり、ミラーを確認したりと、とにかく忙しい。

何事もなく、バックではなく前向きに車を動かせる状態になるといつもホッとする。

たまに、頑張ればバックで駐車できるのに、ちょっと難しいからと前向きで入れてしまうことがある。そういう場所は、大抵、バックで出すのも難しい。

ちょっと頑張ってバックで駐車すればよかったと後悔しても遅い。とにかく、頑張ってバックで出さないと、お家に帰れないのだ。

「前向き駐車でお願いします」と書かれていない限り、やはり駐車はバックに限ると思うのだが、どうだろうか?


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