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久しぶりに雨に濡れた話

深夜から猛烈な雨が降り続いていたけれども、午前中には止んでくるって、昨日のニュースの天気予報では言っていた。いったん止んだら、あとは雨の心配をしなくてもいいとも言っていたような気がする。

天気予報で言っていた通り、午前9時前には雨が降り止んだ。洗濯も外に干して、昼前にちょっと歩きがてら買い物に出た。

天気予報ではもう雨はふらないはずだけど、空の色はどんよりとした灰色でちょっと怪しい。念のためにバッグには折り畳み傘も入れておく

いつもなら車で行くお店だけど、ウォーキングがてら少し遠回りをして歩数を稼ぐ。まっすぐ最短の道でいけば15分ほどの場所だけど、30分くらいかけるコースを選ぶ。

家を出て10分ちょっとしたころ、雨がポツポツとし始めた。傘をさすほどではないけれども、前を歩いている50代後半くらいのサラリーマン風の男性は傘をさし始めた。

そのうち止むだろうと思ってしばらくそのまま歩いていたけれども、雨はだんだんと強くなってくる。仕方がないので折り畳み傘を出す。いつも小さなバッグに忍ばせているものだから傘が小さい。かろうじて自分の身体が入る程度のものだ。

雨を通さない上着を着てくればよかったとちょっと後悔する。布製のパーカーは、雨粒を吸ってだんだんと湿ってくるような気がする。ズボンとスニーカーも少しずつ怪しくなってくる。

お店について、必要なものとお昼に食べるパンを買う。今日は毎週、ポイントデーでのお買い物で貯めたお買い物券を使う。ポイントデーではお買い物券は使えないけど、ポイントデーしか基本的に買い物に来ないから、お買い物券が貯まってしまっている。たまに、違う日に来て使わないと失効してしまいそうだ。

エコバッグに買ったものを詰めてまた歩き始める。雨は先程よりも強くなっている。天気予報ってやっぱり当てにならない。でも、たまの雨の日の外歩きもいいかもしれない。

帰りは最短ルートで帰る。最短ルートは狭いのに車通りが激しく、歩道が整備されていない道を通るからちょっと怖い。でも、安全な道を遠回りして帰る余裕もない。

信号待ちで車が止まっているうちにできるだけ歩を進めようと短い足を一生懸命に素早く前に出す。もともとの長さに限界があるから、いくら早足をしてみたところでたかが知れているが。

なんとか家に帰り着くと、パーカーもズボンも着替えなければいけないほど濡れていた。傘が小さすぎて、買い物袋を持つ腕が傘に入り切らなかったのだ。

パーカーの下の長袖Tシャツは無事だ。靴もちょっと怪しい。晴れたら外に出して乾かさないと。

在宅でのほど引きこもり生活、ウォーキングも晴れた日だけ、買い物などの外出はほとんど車、っていう生活を送っていると、傘をさして外を歩く、ってこともほとんどない。

たまに、こうやって自然の息吹というか、恵みの霧雨を浴びながら歩いてみるっていうのも、なんだかいいものだな、って感じた出来事だった。

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