暑い!溶けた!
あんまり暑いとさ、本当は溶けないものも溶けちゃうんだね。
いつもは我が家では、トイレでスタンプタイプの洗浄剤を使っている。こちらの製品だ。
便器の内側に週に1回、ペタンと貼り付けるだけで、汚れの貼り付きを防止して、水を流すたびに洗浄しながら防汚成分も便器全体に行き渡らせてくれる。
念のために週に1回はブラシで擦る掃除もしているが、これを使っていると汚れがつきにくく、掃除もとても楽になり、とても便利なものだ。
でも、この夏はあまりの暑さに溶けて使えなくなってしまった。
トイレスタンプを使っているのは、家族がいつも使うトイレではなく、1日に数回しか使わない2階のトイレだ。利用する回数が少ないから、いつもなら1週間、スタンプしたままの形でほぼもつ。
それなのに、この夏の猛暑が始まってからは、スタンプしてから数時間後、トイレに入ると、溶けてスタンプの形が崩れてしまっている。そして、何度かトイレに入って水を流すと、翌日には完全になくなってしまう。
窓を開けて風を入れたりしてみたけれども、外気温が35℃を超える状態では、窓に日が当たるとトイレの中は40℃近くまで上がる。
さすがに、トイレの中までエアコンは使えない。スタンプのメーカーも、さすがに連日の35℃超えまでは想定していないようだ。
トイレのスタンプを使っていないと、すぐにトイレの中が汚れてくる。仕方がないので、毎日、便器内をブラシで擦ることにした。毎日擦っていれば汚れもたまらない。1分程度で簡単に終わる。
去年も暑かったけれども、トイレのスタンプが翌日には溶けてなくなる、という現象はなかった気がする。いかに今年の暑さがとてつもないのか、こんなちょっとした日常の出来事でも思い知らされる気がする。
そして、地球沸騰化と言われ始めている現在、この状況は進むことがあってももとに戻る可能性は低いのかもしれない。この暑さに対応する生き方や生活を、どうやって来年以降組み立てていくのか、考えていかなきゃいけないと思う。