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なんだか気がつくと……

もうとにかく暑い!この暑さ、どうにかしてくれ!!

って思いながら日々を送っていたはずなのに、気がついたらもう9月。そして、知らず知らずのうちに、猛烈な酷暑はどこかへ消えて、適度な猛暑程度までに落ち着いた。

それでも、最高気温が30℃を大きく超える日が毎日続くけれども、最低気温が25℃前後になってきたら、ようやく秋の気配を感じるようになってきた。

とは言っても、夜の最低気温25℃以上ってのは、熱帯夜で寝苦しい夜がまだまだ続くそうだ。それでも最低気温30℃前後、最高気温35℃以上が続いていた日々から比べると、かなり過ごしやすくなってきたのは間違いない。

これから徐々に気温が下がっていき、ある時から一気にヒンヤリとした風に冬の訪れを感じるようになるのだろう。

日が落ちるのも早くなった。1ヶ月ほど前までは午後7時くらいまで外作業ができたけれども、今は6時が限界だ。午後6時には外がかなり暗くなり、視界が怪しくなってくる。

季節の変わり目。暑さが落ち着いて過ごしやすくなってきたはずなのに、そこはたとない寂しさを感じるのは、昼の明るい時間が短くなり夜の訪れが早くなったせいか、秋の虫たちの声が寂しさを運んでくるからなのか?

またひとつの季節が過ぎていき、その分だけ私の時間も過ぎていく。

春や夏の始まりには、なんかワクワクするような楽しみを何歳になっても感じるものだけれども、秋の訪れにはなんとなく切ない気持ちになってしまうのは、暗い時間が増えていくからなのだろう。

春や夏の到来には、生命の息吹や成長を感じるけれども、これから木々が葉っぱを落としていく季節は、生命の終わりを予感させる。生まれて、成長して、人生の豊かな実りを得ても、永遠の命はない。すべての生命には終りがある。

季節のめぐりには、そんな人生を流れを実感させる何かがあるような気がする。秋の始まりは、人生の下り坂を感じてしまうことから、余計に感傷的な気持ちになってしまうのかもしれない。

もう、私の人生も、子どもも成人して、更年期を迎えて、人生の終盤戦に入りつつある。人生100年時代といっても、この虚弱体質、100歳まで生きられる自信はない。おそらく、人生の時間は半分は残っていないだろう。

そう考えると、残された人生の時間、少しでも生きる意味を作っていかなければ、ただ単に無意味な生となってしまうような気がする。

特に何事をなすこともなく、日々の生活に追われていて落ち着かない日々を過ごしているけれども、この過ぎていく毎日が少しでも実りある時間になるように、ほんのちょっとでも自分が成長できればいいのかもしれない。

さて、何をすればこれからさらに成長できるのか、ちょっと考えてみるか。

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