初秋の神戸大阪奈良京都ツアー2024⑨ニンテンドーミュージアムに行ってきた
の続き
昼間のチョコソフトクリームの他にはなにも食べてない。少しは痩せるかな。もう大忙し! エロ画…じゃなくゲージツ的な春画の後はニンテンドーミュージアムへ。
バスよりも地下鉄の方が時間が読める。しかしまた竹田駅方面に戻ることになる。ミュージアムへ行くのを午前中にしておけば、もっと効率的に回れたはずなんだが、当初の予定外をあれこれ後から入れてしまったんで仕方がない。それに抽選制なのでミュージアムの時間もそんな気軽に変更できない。
私はいまはまったくゲーマーではない。大学生の頃がいちばんゲームしたかな。それでもニンテンドーミュージアムに行こうと思ったのは、世界に名高いエクセレントカンパニーの歴史を見て何かしら得るものがあるだろうと思ったから。
アリ一匹通さないセキュリティチェック
しかし行ってみて驚いたのは、とにかくセキュリティチェックがすごい。
まず身分証明書を出せと。そしてポケットにあるものは全て出してトレーに乗せろと。手荷物はベルトコンベアで流されX線?照射で中身を全部チェックする。空港並みだわ。靴を脱げとかまでは言われなかったのが幸いだった。靴ぐらい脱ぐけどさ。
更に「中に飲み物はあるか?」と。ペットボトルだったら手に持て、水筒なら外に出せと。飲みかけのペットボトルの水を持って金属探知機のゲートをくぐる。ゲートをくぐったところで外国人の係員さんから「ペットの中身を一口飲め」と言われた。
毒とか、プラスチック爆弾とかそういうものを警戒してるんだろうか? これからのテ⬜️リストはガソリン一気飲み出来るような訓練が必要なようだ。口からブオーっと火でも吹いてみるか🔥🌻
リュックを機械に通した後、中身を透視して見ていた人に「中にメガネケースなどはあるかな?」と言われて「(午前中に買った)茶碗があるよ」と答えたら「ああそれですか!」と。メガネケースは凶器になるのか?
そうか、もしも荷物の中にプレイステーションとか入ってたら没収されるんだろう。セガサターンとかならセーフとか?(古すぎる?)
…いやあ、どんだけセキュリティ厳しくしてるのか? すごいテロ対策。世界中から狙われてるのかな。まあ(あまりに売れてるから)ニンテンドーがこどもをゲーム漬けにしてどうたらこうたらみたいな意見は多少聞くけどねえ。
もしやディズニーとか最近のテーマパークはこんなセキュリティ厳しくなってるの? USJはここまでなかったな。ニンテンドーミュージアムはテーマパークでもないし。でも室内だからなにかされたら逃げ場がない。京都でのあの悲惨な事件も記憶に新しいしね。
そして電子IDカードみたいなのを発行される。すげー!自分の名前入りだ。Miiで自分キャラを作っていた場合それがプリントされるみたい。それがない人はマリオになるのかな? 女の子はピーチ姫とか? (ネットでチケット申し込みする時にMiiかマリオか選ぶみたい。すっかり忘れていた)
そういえば Wii で遊んでた頃自分のキャラを作った気もする。あの頃はまだゲーム機をネットに接続してなかったから未登録なんだろう。
このカードでセキュリティゲートを通ったり、中に登録している「コイン🪙」でアトラクションが出来る。
やっと入館
おお、これが宮本茂大先生のサインか! 神々しい。
会場は大盛況。体験ゲームコーナーも長蛇の列。
で、ここからどうすればいいんだ? ふらふら歩いていくとセキュリティゲートみたいなところに来た。
「こ、これなんふか? ここから入るんれすか?」
「おじいちゃん、こっちは出口ですよ」
「…」
「じゃあ、こっち行きましょうね…大丈夫ですか?」
わざわざ付き添ってくれた。とても親切😭
こんな感じで介護され(ちょっと盛ってますが)正規の入場口へ行った。ひとがたくさん待っていた。
展示スペースへの入場に当たりイケメンお兄さんが日英で滑らかに注意事項を説明してくれる。事前にお客さんを部屋で待機させて説明するスタイルはUSJなんかでも一緒だが、日英でアナウンスはしていなかったんじゃないかな。
エスカレーターで二階へ移動。土管をくぐるイメージだったのかな? 一階はOKだが二階は撮影禁止。わたしゃゲーム体験コーナーは要らんしなあ。ニンテンさんの歴史を激写したかったのにちと残念。予想はしていたけど。
しかしゲーム機とか写真に撮られてなにか機密が漏れるんだろうか? ライバル企業もほんとにいろいろ探りたかったら現物買っちゃえばいいしね。まあ、もう手に入らない機種はたくさんあるけど、今さらその情報要るか?
スーパーマリオをやっていて他のアクションゲームとの違いはその操作性だと当時感じていた。マリオがいちばん自分の気持ちに沿って動いてくれた。Bダッシュとか、ブレーキ掛けて急に止まる時滑ったり(氷の上なんか苦労したよね🧊)。
アクションゲームの流れもプレイヤーの動きを見事に先読みした設計だった。スーパーマリオの最初のステージでは、まず走りだしてヒョコヒョコやって来る最初のクリボー🌰をジャンプでかわすとちょうど着地点に別のクリボーがいてまんまとやられる。こういう意地悪トラップはやはり京都ならではなのか?
そしてグローバルエクセレントカンパニーへ
ズラリ並べられた歴代のソフトやゲーム機器。短いゲーム実況みたいなのもモニターで流される。そばに行くと音も聞こえる。指向性の強いスピーカーみたいでそれぞれの音が混じらない。
つらつら見ていく。花札作ってた会社がよくもまあこんなグローバル企業になったもんだ。これまで出してきた数々の製品を見ると、こんなのあったっけ?みたいなのも多い。大失敗したものも当然山程あるのだ。
そこから復活できるかどうかがエクセレントカンパニーになるか否かの違いなのかな。大成功するには失敗という経験値が必要なのか。それはビッグデータとして多いに越したことはない。
Appleとかみたいに、世界中で大成功している会社でも同時に数え切れないくらい失敗もしている。任天堂の長い歴史でも「そろそろヤバいんじゃないのかニンテンドー」とまことしやかに言われた危機はいくらでもあったことを覚えている。
やれプレイステーションに負けているとか、モンスターソフトのドラクエがファミコンから出ていったとか、最近ではスマホゲームの方が若い人はやっているからもうゲーム機を使うゲームはオワコンじゃないかとか。でもスーパーマリオは負けなかったピコーン!🪙
おみやげショプの不思議
なんか買っていこうかなと思ったのに、ここに展示されていた歴代のゲーム機とかの付いたマグカップとかTシャツが中心で、ゲームキャラクターの付いた商品がほとんどない。USJで売っていたマリオ帽くらいあってもよいのに、マリオが描かれたTシャツすらない。
あのファミコン時代のドット絵マリオはあったけどね。クリボーやヨッシーのたまご、そしてゲーム機の形したクッションとかはあった。自分とこのキャラとはいえ、メジャーなキャラはいろいろ権利問題があるのかな?
本当にグローバル企業は大変だ。
せっかくなので帰る直前に並ぶ列のない壁のプロジェクションでゲームウォッチみたいに出来るゲームをいっこやった。コインひとつ消化🪙
後日談
あの入館証、もちろん持ち帰れる。コインの残りは自分のアカウントに記録されて次回その続きで使えるのかな。日付が入っているからあのカード自体は使えないんだろうが。
しかし東京に戻ってきてからどうも入館証が見当たらない。記念に取っておきたかったのに落としちゃったかな。と思っていたら洗濯機の中にマリオが張り付いてるのを発見した…。表裏分離してもいた。どっかのポケットに入れっぱなしだったみたいだ。ゴメンねマリオ〜。