なんだかちょっと寂しくなった？　釜ヶ崎散歩①

2017年8月25日 17:41

　辺野古で基地反対活動をしている６９歳男性が、８月２１日のニュースでは容疑者として、８月２４日のニュースでは被害者として名前が出ており、沖縄基地問題ウォッチャーの間でにわかに注目を集めている。

①　辺野古反対派の６９歳男逮捕　警察官の脚にしがみつく　沖縄県警
http://www.sankei.com/west/news/170821/wst1708210060-n1.html

②　辺野古の米軍基地前でひき逃げ　抗議活動に来た２人けが
http://www.sankei.com/west/news/170821/wst1708210060-n1.html

　この男性、どうやら「釜ヶ崎日雇労働組合（釜日労）」の三浦俊一さんであるとのことで…

　そういえば先日ぶらっと釜ヶ崎を散歩した際に「釜日労」の文字を見たのを思い出した。

(´・ω・`)はい、というわけで…ぶらり釜ヶ崎散歩、ふりかえってみましょー。

動物園前駅を上がるとカラオケ居酒屋などが並ぶ短い通りがあるので、そこを行き

阪堺線の線路の下を抜けると…

そこは釜ヶ崎だった。

　階段の傾斜がきつそうだが、なかなか味のある外観の「釜ヶ崎解放会館」は釜ヶ崎の大衆運動の拠点として募金などで資金が集められ、1978年に竣工された建物である。「釜ヶ崎炊き出しの会」「いながきひろし事務所」などが入っている。

　この会館ではかつて、住所を置く場所が無い人のために住所設定をしていいという呼びかけを行い、一時期は４０００人以上が住民登録。西成区役所もこれを黙認していたらしい。しかし大阪市が居住実態のない住民票を削除する方針を打ちだし、2007年3月29日に住民登録の強制削除が行われたという歴史がある。

参考：ひこばえ通信２００７年６月号（第２５１号）http://www.yotuba.gr.jp/tsushin/2007/0706/p02.htm

さらに歩いてゆくと銭湯が。

　この日は相当暑かったので、銭湯を目にしてふらっと入りそうになるのを我慢。あとでスパワールドいかなあかんのや。

　それにしても、近いはずの第一の目標地点の西成警察まであとどれぐらい…。そうしてここで気が付いた。早々と道に迷っている事を。

　道を引き返しさらに迷う。スマホの電池温存のためGooglemapはできれば使いたくない。

　そこで、道端に座って何かよくわからない麺類をおいしそうに食べてるおばさん&おじさんたちに「西成警察署ってだいたいどこらへんですかね」と聞いてみた。

おじさん１　「西成いうても広いで。ここら全部西成や」
(´・ω・`)　「いえ。西成の『けいさつしょ』に行きたいんです」
おばさん　　「警察な。あんた何か悪いことしたん？」
全員　　　　「はっはっはっはー」

　超ベタな会話が何かよくわからない麺類とともに消化されてゆく。おばさん&おじさんたちに西成警察署への行き方を丁寧に教えてもらったついでに、少し気になったことを聞いてみた

(´・ω・`)　「ここらへん久しぶりに来たんですけど、人減りました？
　　　　　　暑いから外におらんだけですかね」
おばさん　　「あー」
おじさん２　「みんなアレもろてどっかに入っとる」
おじさん１　「西成広いからな」

　「アレ」というのはどうやら生活保護のことらしい。「どっかに入っとる」について詳しく聞こうとしたが、麺類の咀嚼を邪魔してはいけないのであまり踏み込んで聞けず、簡易宿泊所などに入ってるのかそれとも貧困ビジネス屋に抜かれるナニに入ってるのか一体なんなのか不明。

　そうして、おじさん１によれば「西成は広い」。ザッツオールである。

　鳥頭なのでせっかく教えてもらった西成警察署への道を忘れかけてしまい、再度教えてもらって、お礼を言い、西成警察署へ向かうことに。