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迷惑をかけなければ何をしてもいい?いや、生きていること自体が迷惑であり、支障である。

かなり前の話ですが
援助交際、
今で言うパパ活でしょうか、
それをしている
女性達が
「誰にも迷惑をかけていない」と
発言していて、
ニュースなどで
物議を醸していたことが
ありました。

この
他人に迷惑をかけてはいけない、
あるいは
他人に迷惑をかけなければ
何をしてもいい?
という発想、
日本社会・日本人には
かなり根強いと
感じます。

今回は
倫理的なことには
踏み込みませんが。

でも。

社会も世界も、
本来は
迷惑をかけ、
かけられ合うものです。

迷惑という言葉が
嫌なら、
頼り頼られに
変えてもいい。

依存という言葉は
迷惑とは
少し違うかもしれませんが、
東大准教授で
ご自身も障害者である、
熊谷晋一郎先生が
「自立とは依存先を複数持つこと」と
各所で発言されています。

そもそも人間は
生きているだけで
迷惑なんですよね、
ある意味
物体があり、
感情があり、
差し障り、
支障がある。

そもそも支障が
あるのだから、
障害者の人でも
いわゆる健常者の人でも
他者に頼っていいんです。
助けを求めていい。

自分が困った時に、
適切なヘルプを
求めるというのも、
上記の熊谷先生の
自立に含まれると
感じます。

ことが重大になってからでは
遅いのです。
過重な負担が
他者にかかる可能性が
高いですしね。

もちろん、
最低限の自己責任、
自分でやるべきことは
あるでしょう。

障害を持っていても、
持っていなくても。

あまりにも
依存するのは
良くないし、
依存されるのを
受け止めすぎるのも
良くない。

そこには
ある程度の線引は
確かに
必要です。

でも必要以上に
忖度、
他者に配慮しすぎて、
助けを求めることさえ
躊躇してしまう。

全てでなくても
それが
原因と思わるような
悲しい事件・事故も
起きています。

いわゆる社会的弱者に
情報が行き渡っていないという
ファクターは
当然あるにしても。

もっと
自己主張していいし、
助けを求めていい。
自分は困っている、
苦しいんだって言っていい。

日本社会に深く根付いた
「他人に迷惑をかけてはいけない」病の
発想を転換していかないと
悲しい事象が
起こり続けてしまうのでは
ないでしょうか。

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