けんしん(玉川謙一郎)@企業研修講師・企業研修テクニカルサポート

大学卒業後、事務職等に就くが精神疾患のため長期勤務できず苦悩した時期を過ごす。その後、障害者手帳を取得。某企業の障害者枠で就労し、正社員に採用されたことから、自らの障害枠の勤務で得た経験や知識を世の中に還元したいと考えるようになり、企業研修講師として活動を始める。

けんしん(玉川謙一郎)@企業研修講師・企業研修テクニカルサポート

大学卒業後、事務職等に就くが精神疾患のため長期勤務できず苦悩した時期を過ごす。その後、障害者手帳を取得。某企業の障害者枠で就労し、正社員に採用されたことから、自らの障害枠の勤務で得た経験や知識を世の中に還元したいと考えるようになり、企業研修講師として活動を始める。

最近の記事

実名を挙げての個人攻撃はいかんよ(YouTubeコメント)。でも幸がありますように。

少し前の話です。 YouTubeをやっているのですが、 視聴者さんから コメントをいただきました。 かなり怒りのこもった文章で、 ご自身の通われている 障害者就労支援施設の 支援員の方の 個人名を挙げての 批判でした。 お気持ちは お察しする部分もあります。 ただでさえ闇や問題の多い、 障害者関連や障害者雇用界隈。 もちろん、 本当のところは 私にはわかりません。 私自身の ポリシーとして、 よほど不快で 心身にダメージを受けるコメント以外は 削除していません。

    • 精神障害者保健福祉手帳取得方法と取得するメリットデメリット

      精神障害者保健福祉手帳の取得について 悩まれている方も多いかと思います。 私の経験も踏まえ、 基礎的な要素を書いていきます。 まず 精神障害者保健福祉手帳の 取得条件ですが、 1番大事なことは初診から 6ヶ月以上経ってること。 これがMustの条件になります。 そして 取得の対象となる疾患、 精神疾患ですが、 統合失調症、うつ病、双極性障害、 てんかん、薬物依存症、高次脳機能障害 また発達障害の方も 精神障害者保健福祉手帳に含まれますし、 対象疾患としては その他精神

      • 【障害者者雇用・精神障害】僕が働く前に考えていたことと実際に働いてみて感じたこと

        久々のnoteです。 新年1発目ということで 基本的なテーマを 書きます。 障害者者雇用・精神障害 僕が働く前に考えていたことと 実際に働いてみて感じたこと 結論ですが、 私自身は 障害者雇用枠で 働いて良かったと考えています。 特に精神障害の方中心ですが、 1番伝えたいことは 一般雇用(健常者枠)で クローズ就労、 いわゆる障害を隠して 勤めていて 精神的に疲弊しているなら、 疲れていたりきついなと 思っているなら 障害者雇用はおすすめです。 私自身が 障害者雇用

        • 15年前の8月、障害者として生きることを決めた。でも俺は俺だ!人生終わりでもないし何も変わっちゃいない!!

          ※今回は主に精神障害者、 精神障害者保健福祉手帳の話に 限定した記事です。 少し仰々しいタイトルですが。 15年前の8月に 障害者手帳を 取得しました。 少し前まで 書店の契約社員で 働いていたんですが、 きつくなって辞めたんですね。 その時、 年齢は35歳。 今は少し 状況が異なりますが、 その頃は 35歳転職限界説も ありましたし、 もう自分自身、 一般雇用枠で 働くのはきついなと。 それまでは 障害者手帳は取らない、 一般雇用枠で正社員になり 継続して働く!

          本当に大切なことを忘れるな!セーフティネット・支援制度利用は性善説で!!

          精神障害者の割引制度は 身体障害者や知的障害者に比べて 少ないよねっていう テーマの YouTube動画に コメントを いただいたのですが。 支援制度の バランスや線引きって 難しいし、 精神障害の場合は可逆性 (治る可能性)があるから 金銭的な支援より 社会復帰の支援を 充実させるべきでは? というのが その方の主張でした。 そのコメントに 対する 私の返信を 一部引用⬇ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 確かに支援のバランス、 線引は難しいですね。

          本当に大切なことを忘れるな!セーフティネット・支援制度利用は性善説で!!

          「私の人生はとてもクソでした」「けどそれは今日や明日を投げ出す理由にはならない」〜引地はるなさん著『ほたるいしマジカルランド』より

          ※ネタバレを含む内容ですのでご注意ください。 『ほたるいしマジカルランド』という 短編集を読みました。 いや、 まだ全部は読めていないのですが。 その一篇に 清掃員の女性が 主人公の話が出てきます。 ほたるいしマジカルランドというのは そこまで大きくはない?と 思われる遊園地の名前。 そこで 清掃員として働く 40代〜50代前後と思われる 八重子さんという女性が 主人公の1篇を読みました。 過去に八重子さんは 結婚していて、 詳しくは 書かれてないのですが おそら

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          これから始まる障害者雇用制度の変更点について

          来年度から始まる 障害者雇用制度の 主な変更点について 書いていきます。 背景として 人口減少、 そして高齢者が 増えてきてる一方、 生年齢人口と 言われる働き手、 15歳から64歳の方が減っている。 社会構造が 変化しているので 理由の是非はともかく、 障害者にも働いてもらおうという 動きは加速しています (ここに関しては色々な思いがありますが、 今回は省きます)。 そして 国際社会の要請もあります。 障害者権利条約や SDGsの、 「全ての方に働きがいのある人間らし

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          心情内科と精神科の違いとは?

          今回は 心療内科と精神科って 何が違うの?という 基本をやっていきたいと思います。 まず心療内科についてですが。 心療内科は 基本、 心身症を扱います。 心身症って ちょっと難しい言葉だと 思うんですが。 一言で言えば ストレスなど 心因性の身体症状、 主に体の病気を 扱うということです。 ただうつ病や不眠症などは 心療内科でも扱います。 内科医や 心療内科を学んだ内科医などが 診療することが 多いです。 治療方法としては 薬物療法や カウンセリング、 インター

          当事者が伝える統合失調症の基礎知識

          統合失調症の患者数は 日本では 約80万人と言われています。 世界各国で 生涯のうちに統合失調症を発症する人は 全体の人口の0.7%ですので、 100人に1人弱が罹患すると 日本も含めて言われるわけですね。 統合失調症の原因なんですが。 脳科学的に 色々と言われたりはしてますが、 明確には解明されていません。 脳内物質の影響とか ストレスとか 遺伝的な要因とか、 家庭環境、 劣悪な家庭環境であるとか、 ライフイベントなどが 複合的に重なって 発症するのだと 思われます

          日本精神科病院協会山崎会長の発言について考える。

          東京新聞の記事⬇ ※自身のYouTubeで かなり熱くなってしまいました。 ですが、 あまり文章的にはせず、 今回はあえて ほぼYouTubeで 話した内容そのまま、 多少の整形にとどめます。 乱筆乱文お許しください。 日本精神科病院協会の山崎会長の 発言が物議を醸しています。 1つ1つ見ていきたいと思います。 身体拘束してますよという発言、 それはともかくとして、 治療の一環で拘束してるわけで それを全然 現場を知らない君が土足で 入ってきて心が痛みませんか?って

          日本精神科病院協会山崎会長の発言について考える。

          【少し反省】障害者関連・LGBTQ+などマイノリティ関連問題・・・理解がない、差別偏見だ!と一刀両断するよりもまず知ってもらう努力が必要かもしれない。

          先日、 とあるネットニュースを 見ていたら、 20代の男性が 発達障害と診断され、 その結果が出た時に お母さんは泣き出し、 お父さんは「みっともない」と 言ったという話が 載っていました。 ここで、 確かに差別や偏見はいけない、 そういった態度は おかしいと 断罪することも可能です。 もちろん、 お母さんと お父さんの心情にも 乖離はあるでしょう。 私自身、 あらゆる差別や偏見に反対です。 ですが。 このニュースを見た時に 思ったんです。 あ、 このご両親は そも

          【少し反省】障害者関連・LGBTQ+などマイノリティ関連問題・・・理解がない、差別偏見だ!と一刀両断するよりもまず知ってもらう努力が必要かもしれない。

          受け止めることと受け入れることの違いは?受け入れなくても受け止めることはできるはず〜LGBTQ+関連・差別と区別のあいだで。

          受け止めることと受け入れることの 違いとは何でしょうか? 受け止めることは レシーブ、 キャッチすること、 受け入れることは アグリー、 認めること、 賛成すること。 プラトンの著書にも出てくる、 2000数百年も前から 厳然としていらっしゃる方々の 人権さえ認めないのは 明らかにおかしいと思いませんか? 遺伝子の違いとか 色々と言われていますが、 原因は厳密には わからなくても 事実存在するのです。 LGBTQ+の方々を どう思うか・感じるかは 確かに個々人の自由

          受け止めることと受け入れることの違いは?受け入れなくても受け止めることはできるはず〜LGBTQ+関連・差別と区別のあいだで。

          死は生の対極としてではなくその一部としてある〜『ノルウェイの森』より

          今日は少し 障害者やマイノリティ関連から 離れたことを書きます。 ここ最近 身近な方、 親戚方のお2人が 亡くなりました。 お二方とも ご高齢ではあったのですが。 自身が年齢を経たのも あるかもしれないのですが、 今回とみに 生と死というものが 連続してるものだと この『ノルウェイの森』の 文章のように 感じたんですよね。 特に お1人の方は 唐突な亡くなり方だったんです。 数日前まで、 私の親に電話をかけてきたりして。 そういった理由も あるのかもしれません。

          死は生の対極としてではなくその一部としてある〜『ノルウェイの森』より

          【障害者関連問題・マイノリティ関連問題】反対意見でもいい。まともに話し合いがしたい。

          前回の記事で 名古屋城の修復に関する 市民討論会での 障害者への差別的発言や 非難などのテーマを 取り上げました。 その話題を取り上げた 私のYouTubeチャンネルの動画に コメントをいただいたことも 書きました。 コメントをいただいた方は 私の動画への 明確な反対意見では なかったのですが。 昔のお城というものは 基本的には武士のために 作った戦いのための場、 要塞のようなものであり、 もしそれを忠実に再現するなら 梯子などで上がる城も多いので 合理的配慮を行い、

          【障害者関連問題・マイノリティ関連問題】反対意見でもいい。まともに話し合いがしたい。

          名古屋城修復に関する障害者差別発言問題、合理的配慮、平等、公平等について考える。

          1週間ほど前に ニュースになっていましたが、 名古屋城の修復に関する 市民討論会での 障害者差別発言などから 考えたことについて 今日は書いていきます。 まずは以下のニュース記事より引用を2つ。 「平等とわがままを一緒にするな。エレベーターも電気もない時代につくられたものを再構築するという話。その時になんでバリアフリーの話が出るのかなというのが荒唐無稽で、どこまで図々しいのという話で、我慢せいよという話なんですよ」(参加者) まずこの発言について。 昔のものをそのまま

          名古屋城修復に関する障害者差別発言問題、合理的配慮、平等、公平等について考える。

          LGBTQ+問題、基本に立ち返れ!どんな人でも人権があり、差別は絶対許されない。

          LGBTQ+関連の法案など、 この話題がかなり 巷で起こっていますが。 私は この問題に関して 内心でどう思っていようと 社会制度・法律・システムとして どんな人にも人権があり、 差別してはいけないという 基本に立ち返るというところから 始めないといけないと思います。 少し前に 内心の自由は100%保証されると 書きましたが。 内心の問題と 社会制度・法律・システムの問題は 分けて考えるべきだと感じます。 つまり 内心LGBTQ+の方達を どう思っていようとも、 社会

          LGBTQ+問題、基本に立ち返れ!どんな人でも人権があり、差別は絶対許されない。