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実は外からの偏見・差別よりも厄介な障害者・マイノリティ自身の内なる偏見

偏見や差別をしてはいけない。

そこにはみなさん概ね
同意いただけると思います。

ですが
今日はそこのポイントではなく、
外部からの偏見とか差別のことじゃなくて
障害者の方とかマイノリティの方自身にある
偏見、
内なる偏見、
専門用語で「セルフスティグマ」と
言ったりしますが、
それが実は
社会や他人からの差別、偏見より厄介で
マイノリティの方たちが社会で活躍する、
あるいは通常の生活を送ることを
妨げている場合も多いという
テーマです。

これはいわゆる
アンコンシャス・バイアス、
(無意識の偏見)とも関連性があります。

意識化されていればある意味いいのです。

セルフスティグマという言葉を知って、
自分にもあるかも?と自身で向き合ったり、
書籍から知識を得たり、
セラピーを受けたり、
カウンセリングを受けたり、
誰かに相談したりできるかもしれません。

でも
それはレアケースでしょう。

そして
外部の方も当然ながら
そこを見ることはできない。

マイノリティの方自身の
過去の嫌な経験、
人間関係とか恋愛関係とか
生育環境、
職場環境などが原因になってることが多いのですが。

これが強すぎると
例えば職場であれば
どんなに真の心理的安全性が
保たれていても、
外部からの働きかけが通用しない
という場合があります。

表面上そうは見えなくても、
どこかでマイノリティの方自身が心を
閉ざしてしまっているわけです。

そして最悪静かにその当事者の方が
職場を去っていくということにも
なりかねません。

ではどうしたらいいのでしょうか。

障害者とか
マイノリティの方からすれば、
意識下にあるものだから
どうしたらよいかそもそも
わからなかったりするわけです。

前段で書いたように、
なにかのきっかけで
セルフスティグマの用語だけでも知り、
自身にもあるかもしれない
と気づいて何らかの策で軽減できればいいのですが。

外部の方も確かに大変です。

真の心理的安全性が保たれていて、
周囲の方もオープンマインドで
接しているのに
心を開かない当事者。
なんで?って思ってしまうかもしれません。

ですが、
一般的に
いわゆる健常者の方より
いろんな場面で傷つくことの多かった
障害者やマイノリティの方の心の中は
表面上そうは見えなくても、
根深い場合も多いのです。

職場の方や社会、周りの方
親子さんとかご兄弟、ご親戚など、
大変かもしれませんけれどが、
私は敵じゃないよ、
職場の仲間だと思っているよ、
みんなの仲間だと思っているよ、
家族だと思ってるよ、
親戚の一員だと思っているよとか

言葉や非言語で
伝え続けるしかないと考えます。

そうしていけば、
いくらセルフスティグマの強い方でも
徐々に心を開いてくと考えます。

そこに即効薬はなく、
長期戦で臨むしかありません。

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