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育児休暇42日目(長男手術当日)

手術は朝一。8時にはきてくださいとのこと。病院は混んでると車で30分のところなので7時に出ることに。今日は次男はママにお願いした。

7時40分に病院に着くも、正面玄関がしまっていて仕方ないから行列の最後尾に並ぶ。結局病院内に入れたのは7時55分。そこから早歩きで小児科病棟へ。

面会できるかなと思ったけど、待合室で待ってくださいと言われしばらく待つことに。8時ちょい過ぎに担当の看護師が来て、これから手術室に向かうので同行してください。とのこと。看護師さんから「昨日はちゃんと寝れました?」と聞かれたので自分のことかよくわからなかったので「私ですか?」と聞き返すと、「〇〇君です。」と。ここで混乱。一緒に添い寝はできないと聞いていたので昨日は帰った。にも関わらず息子の様子を聞くのはどういうこと??「一緒にいなかったのでわかりません」というと、「ちゃんと寝てましたよ!」と。看護師さん、語尾をあげると質問かと思いますよ。いずれにせよ寝れたみたいで一安心。

しばらくして、小さい我が子が執刀医と看護師に連れられて登場。一番小さいサイズの手術着でも片方の肩が出ている。パパに気づくと看護師の手を振り払って駆け寄ってきて抱っこを要求。実に15時間ぶりの再会。15時間だけど不安な時間だったよね。

そこから手術室まで手を繋いで移動。いつものニコニコの我が子。だけど昨晩から水以外は口に入れていない。きっとお腹ペコペコだったよね。

手術室につき担当の方に渡すとギャン泣き。興奮状態で収集つかなくなるので半ば強制的にドアを閉められてしばしの別れ。

その後待合室に戻ってぼーっと過ごす。11時前くらいに看護師さんが来て無事に手術終わったとの事。一緒に手術室まで移動。執刀医とスタッフに囲まれた我が子登場。パパを認識した瞬間、ムクッと起き上がり、右手に付けてあった点滴を外そうとしてスタッフ騒然。だけど麻酔のせいかすぐにグテーっとうつ伏せになる。いつもニコニコの我が子のこんな今にも吐きそうな顔を見るのが初めてでショックを受けた。

病室に戻り執刀医から手術の説明を受ける。今回摘出した腫瘍の画像も見せてくれた。直径2.5センチくらいで長さが3−4センチくらい。例えが悪いけど、ステーキの一切れくらいのサイズが体内にあってそれを摘出したと思うと自分も辛くなって思わず涙が溢れた。今は痛み止めが聞いているのでいいけどまたズキズキ痛むと思うと可哀想で・・・

ベッドに戻り点滴をつけている腕を固定するため看護師さんが包帯くるくる。暴れる我が子を抱っこして落ち着かせる。わずか13キロの我が子がいつも以上に重く感じた。そして胸越しに鼓動をしっかりと感じた。うん、ちゃんと生きている。

麻酔の影響で呼吸が止まることもあるみたいで、酸素マスクがつけられる小さいし嫌がるので、つけるといっても口の上に置くだけ。それから30分おきに看護師さんが様子を見に来てくれた。自分にとってその時間はわずか5分くらいに感じた。だけどずっと背中を見て呼吸しているの確認する。

本来は面会時間は30分までだけど、2時間も一緒にいることができた。といっても後半は寝てて、自分は呼吸しているか見てるだけだったけど。離れるのが辛かった。だけど寝ているうちにと看護師さんに言われ帰ることに。

帰宅後しばらく脱力。

夕方、ママは保育園で長男関係の個別面談のためついでに次男を連れて帰ってくれた。

夕飯はレトルトカレー。

食べてもモヤモヤが収まらないので走ることに。今朝も走ったので本日2回目。

自分は学生時代から考え事、頭の中がぐちゃぐちゃになると、走って発散してきた。走って苦しくなると、だんだん考える余裕がなくなってくる。そして走った後スッキリするから。

1周5キロのコース。いつもよりペースが速かった。もっと速く走ろう。心拍数は160。まだまだ走れると思い最後の200メートルはほぼ全力疾走。

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気づいたら今までで1番速く走ったみたい。

よくダメな親を親失格だ!とか言うけど親に合格も失格もない。子どもにとっては親は2人しかいない。たしかに法的手続きをとれば他の方法もあるけどこの事実は変わらない。

今日そのことをしっかりと感じることができた。この子の親は自分だ。辛い時はそばにいて背中をさすってあげよう。嬉しい時には一緒に喜んであげよう。そう強く感じた。

保育園から遠回しに術後は暫くは登園自粛要請があったみたい。それでもいい。家事がまわんなくても、仕事がまわんなくても、子どもを裏切ることはしたくない。今は出来るだけ一緒にいて、心のケアと信頼回復に励みたいです。

今日の経過は良好みたいで明日予定通り退院。いきなりストライダーはできないだろうけど一緒にいる時間を大切に過ごします。

次男よ、お兄ちゃん頑張ってるから少し我慢してね。


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