育児休暇27日目(記録用)
「育児休暇取られてるなんてすごいですね。」今日は歯科に定期検診に行った。自分は幸いにも虫歯はなく歯石を取ってもらう程度。去年はコロナの影響で行けなかったので2年ぶり。歯科衛生士さんは前と同じでその時も子ども(長男)の話をした。今育休中と言うと冒頭の言葉。何にも悪気もない言葉。会話をつなぐための言葉。育休が取れてすごいのは誰だろう?許可した上司?会社?度々育休中と告げるとこういった言葉をもらうけどどういう意味で言ってるんだろう。羨望だとしたら子どもがいること?いろんなことが想像できるけど大抵は「男性なのに」という言葉が付けられていると感じる。仮に同じシチュエーションで女性でも「育児休暇とってるなんてすごいですね。」という言葉が出るのだろうか。昔みたいに完全分業で男が稼いできて、女が家を守る世の中の考え方が染み付いてしまっているのだと思う。自分がまだ学生の頃一時期オランダに憧れを持っていて当時読んだオランダ関連本の中で二人で一人分稼げば良い。だから月曜から水曜は男性が働いて、木曜から金曜は女性、その翌週は男性が2日働いて女性が3日。フルタイムとパートタイムも選択ができるなどなど働き方が多様化しているということに非常に感銘を受けた記憶がある。日本はどうしてもバブル期の考えを持った人が管理職に立っており、仕事を増やすために仕事をすることが良しとされている気がする。だけど残念ながら日本の人口は減っていき、自分が生まれてきてから経済成長もほぼしていない。持続可能な社会のためにも働き方の多様化と仕事を属人化ではなくシェアできるやり方を見つけて行くほうが幸せになれるんじゃないかなと思っています。
早いもので育児休暇ももう少しで折り返し。おかげさまでリズムはできてきた。確かに平日の昼間から働き盛りの男が外を出歩いていると不思議に思われるかもしれない。昔話の冒頭で「昔々あるところにおじいさんとおばあさんがいました」で始まるのは昔はあまりおじいさんとおばあさんがの数が少なくて、子どもに話を聞かせるときにそう話したほうが話に柔らかさと長閑さを与えるからと聞いたことがある。だけど今の子は至る所に元気なおじいさんやおばあさんがいるので、すーっと入ってこないらしい。(落語の知識なので本当かどうかはわからない)
何が言いたいかというと、今は男性の育児休暇取得が珍しいから、平日の昼間からスーパーへ買い物行ったり、病院行ったりしているとあの人は何してんだろう?と思われるかもしれないけど、働き方の多様化が受け入れられ、浸透していけば何も珍しいことではない。となれば良いのになと思っています。