未経験からPdMにキャリアチェンジして複数プロダクトを兼任したらMVPを受賞した話
はじめまして!
株式会社リチカでPdMをしております、うえのと申します。
リチカプロダクトチームってどんな組織なのか?どんなことしているのか?もっと情報発信していこう!ということで、デザイナーのきなこさんからバトンを受け継ぎました。
私個人の実体験からリチカのPdMってこういう仕事とご紹介できればと思っておりますが、一言にPdMといってもその内実は十人十色。
あくまで現在弊社で行なっていることという点ご容赦くださいませ。
自己紹介
私は旧社名カクテルメイクのころからジョインし、現在リチカ歴6年目になります。弊社は元々動画制作会社で、私も入社当時はコンテ作成〜撮影〜ディレクションなどの制作業務を行なっていました。
また年間100本以上のネット番組の配信を担当したり、YouTubeコンテンツのコンサル・企画・制作などを行なっておりました。
2017年、制作会社時代の経験を生かし動画制作ツール「RICHKA」のβ版が誕生し、現在の「RICHKA CLOUD STUDIO」へと進化していくこととなりますが、当時のプロダクトチームには一つ課題がありました。
それは専任のPdMが不在であること。
サービスローンチ後も暫く私は動画制作業務をメインにしていたのですが、PdMへのキャリアチェンジに挑戦し、現在に至ります。
詳しくはこちら。
不在だったPdMポジションへの挑戦
PdMにジョブチェンジして暫くは初めての経験づくしの日々で、とにかく必死でした。正直あまり記憶がありません...が、私が行なったことのひとつが開発サイクル、リリースサイクルの整備です。
プロダクトのユーザーも増え、より品質を強化していかなければならない。
しかし、スタートアップである限り常にプロダクトを進化させ続けなければならない。このどちらも実現しなければなりません。
そのために
① リリース日の設定
② リリース日までに進行可能な開発項目の管理
③ 試験項目表の整備及び試験実施
という一連のサイクルがきちんを回るよう整備しました。
気をつけたのは決めたフロー以外のイレギュラーケースをできるだけ作らないことです。
ルールやフローは一度決めると必ずイレギュラーなケースや判断を求められる場面がでてきますが、できるだけ基本のフローに忠実に運用していくことを意識しています。
また、弊社開発チームはエンジニアメンバーの80%が外国の方でコミュニケーションのほとんどが英語でのテキストのやり取りです。
ただでさえテキストコミュニケーションである中、しかも全員英語です。わからないことがある時に遠慮などしていると、あっという間に置いていかれます。
わからないことはわかるまで質問することは大事です(当たり前のことですが)。
新規プロダクト開発を並行開発
PdMになり少しは慣れてきかたな...と思っていた頃、何人かのメンバーからこんなことを相談されるようになります。
「こういうプロダクト作れない?」
実は今、β版のプロダクトなども含めると10数個のプロダクト開発が走っています。
新規プロダクトの開発が走り始めた時、まずはじめにしたことはメインプロダクトである「RICHKA」のリリースサイクルを見直すこと。
開発チームのリソースをいきなり増やすことは不可能です。
しかし、「RICHKA」の開発をストップすることはできません。
そのため、「RICHKA」の開発サイクル・リリースサイクルを見直し、開発チームのリソース配分の見直しをCTOと相談しながら進めました。
そして、新たなエンジニアメンバー・テスターメンバーにジョインしてもらうよう採用活動を進め、開発チーム全体の強化を図りました。
また、プロダクト専任のエンジニアを固定配置しない体制を作りました。
スタートアップでは常に物事の優先順位が変動しますし、プロダクト開発自体を停止する意思決定が行われることも珍しくありません。
エンジニアメンバーがいくつかのプロダクトを兼任することで優先順位の変動にも柔軟に対応することができます。
社内表彰でMVPを受賞
2021年10月1日、初の完全オンライン全社ミーティング「RICHKA DIGITAL FES(以下、リチフェス)」が行われました。
(余談ですが、この日私は配信スタッフとして参加していました。入社当時の生配信業務の経験がまさかここで生きるとは...と勝手に感無量でした。)
リチフェスの中で対象となる半期の間に最もリチカの定める5つのVALUEを体現した人を表彰する「RICHKA AWARD」が実施されました。
5つそれぞれのVALUEを最も体現した方が表彰された後、最後にMVP賞が発表され、なんと私が受賞しました。この一年間で最も嬉しく、最も楽しい一日でした。
※「RICHKA AWARD」に関しては「ワクワクドリブン賞」を受賞された近藤さんの記事がございますので、もし良ければご覧ください。
開発体制は整った!...と思ったら
メインプロダクトの開発サイクルが整った!
複数プロダクトの開発にも耐えうる体制を整えた!
やったー!やったぞー!
と思っていたのも束の間、次なる大きな課題が。
PdMが圧倒的に足りない。
スピード重視の開発、フレキシブルな開発体制を整えたのは良いもののプロダクトをグロースさせ、更なるサービス拡大を目指すためにはPdMが圧倒的に足りない。
現在リチカはPdMの採用を積極的に進めています。
We are Hiring!!!
リチカは一緒にプロダクト開発・サービスグロースを実行できるメンバーを探しています。
少しでもご興味をお持ちいただいた方は、ぜひご連絡ください。
採用サイトはこちら。
最近Meetyも始めました。
プロダクト以外のポジションも積極採用しています。
リチカについてもっと知りたい方と思っていただいた方がいらっしゃれば、ぜひ以下もご覧ください。
次回はエンジニアの野原くんです。
インターンから新卒入社でジョインした野原くん、彼もリチカでさまざまな経験をしています。
最後までご覧頂きありがとうございました!